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2011.04.11

東日本大震災の津波再現シミュレーション 繰り返し押し寄せる津波を再現

東日本大震災で被害にあわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:松尾 道彦)は、2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)について、津波シミュレーションを作成し津波の状況を再現しました。この津波シミュレーションが、今後の防災活動や避難行動の一資料として、皆様のお役に立つことを願っております。


1. 東日本大震災の津波シミュレーション概要
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)では、岩手県から茨城県の沖合にかけての約500kmの範囲で断層が動き、津波が発生しました(図1)。発生した津波は、徐々に広がりながら沿岸へ近づき、地震発生後約25分で岩手県の沿岸に到達しました(図2)。その後、北海道から房総半島にかけての広い範囲に津波の第一波が到達しました。
東日本太平洋側の沿岸に到達した津波は反射されて海側へ向かい(図3)、再び沿岸に向かってやってきます(図4)。図中の赤色の領域は「押し波」、青色の領域は「引き波」を示しており、反射した波は押し波と引き波を繰り返し、沿岸にやってきます。この反射の繰り返しにより、津波は10時間以上に渡って何度も沿岸に押し寄せ、北日本から東日本にかけての太平洋側の地域に甚大な津波被害をもたらしました。

 

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図1: 地震発生 3分後

図2: 地震発生 26分後

 

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図3: 地震発生 1時間後

図4: 地震発生 1時間44分後


津波は、繰り返し何度もやってくるものです。また、第一波の津波が最大とは限らず、第二波以降の津波の方が高い場合もあります。第一波の津波が小さくても油断せず、津波に関する注意報や警報が解除されるまで、高台などの安全な場所で避難を続けることが大切です。

2.津波シミュレーション
地震が発生し、大きな断層が動くと、地殻変動が生じて地面や海底面が盛り上がったり、沈み込んだりします。海底面が盛り上がると、その上にある海水も持ち上げられ、海水面に盛り上がる場所ができます。津波は、この海水面の盛り上がりや沈み込みが時間とともに広がっていくことで発生する現象です。
津波シミュレーションでは、岩手県から茨城県の沖合にかけて長さ450km、幅200kmの断層が約17m動いたと仮定し、この断層の動きによる海水面の盛り上がりを再現、その後の津波が伝わっていく様子をシミュレーションしています。

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