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2012.06.01

悪天候時における気象情報の利用と行動に関する調査結果

一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:小林堅吾)は、2012年6月1日に、急速に発達した低気圧(いわゆる爆弾低気圧)の接近・通過時における、気象情報の利用に関する調査結果を公開します。

2012年4月3日に急速に発達した低気圧は、日本の広範囲に暴風雨をもたらし、社会に大きな影響を及ぼしました。特に首都圏では、帰宅時間に低気圧の接近が予想されていたため、学校や企業の中には減災や安全上の理由から、事前に帰宅指示を出したところもありました。

日本気象協会では4月3日の気象情報の利活用状況や行動を今後に繋げるために、首都圏の一般市民を対象としたアンケート調査を実施しました。本アンケート結果は、社会生活に大きな影響を及ぼすような気象の変化が事前に予想される場合、どのように気象情報を発表していくか、また、どのような行動に繋がるのかの参考にしていきます。

1. 調査結果

(1) いつ荒天により、交通機関が乱れる可能性があると知ったか

発達した低気圧に伴い、交通機関が乱れる可能性をいつ知ったかと聞いたところ、前日4月2日に知った人が約半数の1000人中485人、当日4月3日の正午までに知った人が約8割の809人という結果になりました。荒天に備えた行動をとることが可能だったと推測できます。

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(2)どのような行動をとったか
事前に荒天(悪天候)の予想を知っていた人へ、荒天に備えてどのような行動をとったかを聞いたところ、「帰宅時間を変更した」がもっとも多く、次いで、「外出を控えた」という回答が多い結果となりました。
通勤通学者に勤務先や通学先からどのような指示を受けていたかを聞いたところ、約半数55%が、早めに帰宅するように企業や学校から指示を受けていました。

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悪天候に備えてとった行動(上)と勤務先や通学先から受けた指示内容(下)

(3)帰宅指示の時間帯
帰宅指示が出された時間帯は、約半数の企業や学校が14時以前に指示を出していましたが、最も指示が多かった時間帯は風が強くなり始めた14~15時でした。その結果、普段より帰宅に時間がかかった人の割合は、14時以前に指示を受けた人で37%、14時以降に指示を受けた人で56%でした。指示が遅れるほど帰宅所要時間が長くなり、早めの指示が有効であると言えます。

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帰宅指示を受けた時間帯の分布(左)と普段との帰宅所要時間の変化(右)

(4)悪天時の行動に役立つ情報提供について

4月3日の経験を踏まえて、災害時に役立つ情報はどのような情報かを聞いた結果、「雨量・風速の具体的な数値情報(77%)」の他に、「鉄道運行状況などの交通情報(92%)」、「現在の悪天候の状況や写真(64%)」など具体的な行動に直結するようなイメージしやすい情報が求められていることが分かりました。

問:今後災害に対する回避行動をとる際に欲しい情報はどれですか。優先度の高い順に3位までお答え下さい。

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2.調査方法等

実施期間:2012年4月20日~23日

調査方法:インターネットによる調査

調査対象:東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県に居住する1,000名

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