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2014.05.27

2014年の梅雨時期は、エルニーニョ現象で季節の進みがゆっくり~梅雨入り・梅雨明けともに、全国的に遅め~

 一般財団法人日本気象協会(本社:東京都豊島区 会長:繩野克彦)は、2014年の梅雨時期(6月から7月)の天気傾向に関する情報を発表します。2014年の梅雨は、エルニーニョ現象が発生する可能性が高く、日本付近もその影響を受ける見込みです。そのため、全国的に季節の進みが遅くなるでしょう。

 6月は梅雨前線の北上が遅く、本州付近では晴れる日が多い見込みです。このため、梅雨入りは平年より遅いところが多いでしょう。7月は梅雨前線が本州付近に停滞しやすく、全国的にぐずついた天気となる見込みです。全般に、梅雨明けも遅いでしょう。沖縄では、7月は晴れて暑くなる日が多いでしょう。

◇今年の梅雨は季節の進みが遅いでしょう
2014年梅雨の天気傾向20140527.png

【2014年の梅雨時期のポイント】
①梅雨入り・梅雨明けともに全国的に平年に比べ遅い傾向
②北海道から九州は、6月は晴れる日が多いが、7月は天気がぐずつく
③北海道・東北(北日本)は7月以降、低温傾向で肌寒い日が多い
④梅雨末期は局地的豪雨に注意が必要


 2014年の夏は、5年ぶりにエルニーニョ現象が発生する可能性が高く、日本付近でも梅雨時期には大きく影響を受ける見込みです。6月は、梅雨前線があまり北上せず、沖縄付近に停滞する日が多いでしょう。そのため、東北から九州にかけては平年に比べて晴れる日が多くなる見込みです。梅雨入りも遅くなり、最新の1ヶ月予報では東日本や西日本(関東~九州)で6月中旬以降、北日本(東北)では6月下旬以降となる見込みです。すでに梅雨入りしている奄美や沖縄では、前線の影響を受けて曇りや雨となる日が多いでしょう。気温は平年並みかやや高く、特に晴れた日は暑くなるため、熱中症にご注意ください。
 7月は、太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、梅雨前線が本州付近に停滞する日が多い見込みです。そのため、東北から九州にかけて、曇りや雨の日が多いでしょう。梅雨明けも遅くなる可能性があります。特に東北地方は、8月に入ってもぐずついた天気が予想されており、梅雨明けが8月にずれ込む可能性があります。気温は、関東から九州にかけては平年並みですが、北日本は低く、肌寒い日も多くなるでしょう。
 なお、梅雨末期になると例年、局地的な大雨が各地で発生しています。大雨に伴う災害の発生の可能性を示す“大雨警報”や“土砂災害警戒情報”、“大雨特別警報”の発表に注意し、大雨が予想される場合は洪水や浸水、土砂災害などに備えて、早めの避難を心がけるようにしてください。



【各地域の天候の一言ポイント】
◇北日本(北海道・東北)
・6月は、天気は数日の周期で変わりますが雨の日は少なく、東北地方の梅雨入りは平年より遅いでしょう。
・7月は梅雨前線の影響を受けて曇りや雨の日が多く、8月に入ってもぐずついた天気の日が多い見込みです。
・東北地方の梅雨明けは遅い見込みで、8月にずれ込む可能性もあります。
・気温は、6月は平年並みですが、7月以降は低くなり、肌寒い日も多いでしょう。

◇東日本・西日本(関東~九州)
・6月は高気圧に覆われやすく、晴れる日が多いでしょう。梅雨入りは遅くなる見込みです。
・7月は梅雨前線の影響を受けやすく、曇りや雨の日が多いでしょう。梅雨明けは遅くなる可能性があります。
・気温は、6月は平年並みかやや高くなり、特に晴れた日は暑くなるため、熱中症にご注意ください。7月は、概ね平年並みで経過する見込みです。

◇南西諸島(奄美・沖縄)
・6月は梅雨前線や湿った気流の影響で、曇りや雨の日が多いでしょう。
・梅雨入りは沖縄で平年より早く、奄美は平年並みでしたが、梅雨明けは遅くなる可能性があります。
・7月は高気圧に覆われて晴れる日が多く、気温も平年並みかやや高いでしょう。

本情報は2014年5月27日時点の予測資料から作成したものです。最新の気象情報は、天気総合ポータルサイトhttp://tenki.jp/で確認下さい。 



(参考)梅雨入り・梅雨明けの時期(気象庁HPより)
梅雨入りの時期.png

~エルニーニョ現象とは?~
エルニーニョ現象とは、東太平洋の赤道付近の海面水温が平年に比べて高くなる現象です。エルニーニョ現象が発生すると、この海域の対流活動が変化し、それが他の地域の対流活動にも影響を与えることで、世界各地で異常気象が起こりやすくなります。日本付近では、太平洋西部熱帯域の海面水温が下がって対流活動が不活発になることで、夏は冷夏、冬は暖冬となる傾向があります。 

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