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2019.03.07

2019年桜開花予想(第3回) 開花・満開とも全国的に平年より早い!桜前線は福岡からスタート

※2019.3.7 15:30 訂正

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、日本全国92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、および日本三大桜3地点)の開花予想日(第3回)を2019年3月7日(木)に発表します。なお、今回からは予想満開日も発表します。

             ◆開花が最も早いのは、福岡で3月17日!
             ◆満開のトップは高知で3月27日、東京は30日の予想            
             ◆3月は全国的に気温が平年より高く、桜の開花・満開とも平年より早い   
         

2019年桜開花予想前線図

      sakura_2019_03_07_jwa_34.jpg 
   

開花と満開の傾向
2019年の桜の予想開花日は、全国的に平年より早い予想です。前回予想(2月21日発表)よりは1日程度遅くなったところもありますが、桜前線は3月17日に福岡からスタートし、18日には高知や愛媛県宇和島で開花するでしょう。東京の予想開花日は3月21日です。3月末までに西日本や東日本の広い範囲で開花し、4月上旬には平年より1週間早く、新潟や長野、仙台で、4月中旬には東北北部で開花するでしょう。桜前線は4月下旬には津軽海峡を渡り、札幌でも4月30日には開花する見込みです。
この冬(12月~2月)は、寒気の流れ込みが持続せず、西日本を中心に気温が平年よりかなり高くなりました。暖冬の影響で西日本の一部で休眠打破が遅れたと考えられます。ただ、春の歩みは早く、3月にかけて気温は高い予想で全国的に桜の開花は平年より2日から9日早いでしょう。
満開日は開花日の1週間から10日くらいで、平年より2日から7日早いところが多い見込みです。予想満開日が最も早いのは高知で3月27日です。3月末から4月上旬にかけて九州から関東で満開になるところが多いでしょう。

※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること

日本気象協会 長期予報(気温)

気温 

3

4

5

北日本

高い

平年並か高い

平年並

東日本

高い

平年並

---

西日本

高い

平年並

---

 

2019年 桜の予想開花日・満開日(主な地点)

 

地点 

予想開花日 

平年開花日

昨年開花日
(2018年)

予想満開日

平年満開日

昨年満開日
(2018年)

福岡県

福岡市

317

323

319

329

41

327

香川県

高松市

324

328

324

43

45

329

広島県

広島市

322

327

322

42

44

328

大阪府

大阪市

323

328

320

41

45

326

愛知県

名古屋市

319

326

319

331

43

327

東京都

千代田区

321

326

317

330

43

324

長野県

長野市

46

413

42

411

417

46

富山県

富山市

330

45

327

44

410

330

新潟県

新潟市

42

49

43

47

414

45

宮城県

仙台市

44

411

330

410

416

44

北海道

札幌市

430

53

426

54

57

429

この冬(12月~2月)は、寒気の流れ込みが持続せず、西日本を中心に気温が平年よりかなり高くなりました。暖冬の影響で西日本の一部で休眠打破が遅れたと考えられます。ただ、春の歩みは早く、3月にかけて気温は高い予想で全国的に桜の開花は平年より2日から9日早いでしょう。
満開日は開花日の1週間から10日くらいで、平年より2日から7日早いところが多い見込みです。予想満開日が最も早いのは高知で3月27日です。3月末から4月上旬にかけて九州から関東で満開になるところが多いでしょう。
   

全92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、日本三大桜3地点)の予想開花日・予想満開日は、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜情報ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。

各地の気象予報士コメント

  1.九州支社_松井渉.jpg

日本気象協会 九州支社(松井 渉) 

九州は高温傾向が続いており、開花へ向けて順調につぼみが生長しているものとみられます。3月は一時的な寒の戻りの可能性はあるものの、平年より早く桜が開花するところが多く、3月末から4月初めには各地で見頃を迎えそうです。 

   2.四国支店_川越絵里子.png

日本気象協会 四国支店(川越 絵里子) 

四国の今冬は暖冬だったものの、時折やってきた寒波で寒冷刺激を受けた花芽は、順調に休眠打破したものと見られます。3月に入り早くも昼間は上着いらずの陽気となる日もあり、平年より早くに桜の開花の便りが届くでしょう。 

   3.中国支店_筒井幸雄.jpg

日本気象協会 中国支店(筒井 幸雄) 

桜の花芽は早春の日差しを浴び、小さいながらも存在感が出てきています。この先は天気が短い周期で変わり、恵みの雨と春の暖かさが花芽の生長を促しますので、桜の開花は平年より早いでしょう。桜の季節が駆け足でやってきそうです。 

   4.関西支社_真田知世.jpg

日本気象協会 関西支社(真田 知世) 

昨年の台風第21号の影響を受けつつも、季節を先取りした暖かさが花芽の生長を後押ししています。この先も、平年より高い気温の日が多くなるため、桜の開花は平年より早い見込みです。3月の最終週にお花見を楽しめる所が多くなりそうです。 

   5.中部支社_菅野彰太.jpg

日本気象協会 中部支社(菅野 彰太) 

段々と日差しのパワーが強くなっていて、すでに春本番の陽気になった日もありました。この先の東海地方も、季節を先取りした陽気になる日が多くなるでしょう。桜のつぼみは順調に生長し、東海地方は各地とも平年より早く開花する見込みです。

  6.本社_猪股竜彦.jpg

日本気象協会 本社(猪股 竜彦) 

天気のぐずつく日が多いものの、晴れる日は日差しに強さを感じるようになりました。この先も短い周期で雨と晴れを繰り返し、ひと雨ごとに春らしさがましていき、桜の花芽も順調に膨らみそうです。春の彼岸頃に東京や神奈川から咲き始め、3月末には関東各地で開花する見込みです。

  7.長野支店_濵中弘樹.jpg

日本気象協会 長野支店(濵中 弘樹) 

この冬は暖冬傾向でしたが、平年並みに冷え込んだ時期もあったので、県内の桜も休眠打破できた様子です。記録的な早さだった昨年よりは遅くなるものの、平年より早く、3月下旬には桜前線が北上を始める見込みです。

  8.北陸支店_瀬山滋.JPG

日本気象協会 北陸支店(瀬山 滋) 

北陸の今冬は暖冬で記録的な少雪となりましたが、寒気の影響を受けた時期もあり、桜の花芽は順調に休眠打破し、生長しているものと見られます。3月の気温も平年より高い日が多い見込みで、桜の開花は平年より一週間ほど早く、3月末となる所が多いでしょう。

  9.新潟支店_今井梢.jpg

日本気象協会 新潟支店(今井 梢)

まだ寒暖差が大きい県内ですが、時折出る晴れ間と共に春らしい暖かな陽気の日も増えてきました。この先1カ月の気温は平年より高い日が多い見込みで、新潟市や高田公園の桜の開花は平年より一週間程度早まるでしょう。


  10.東北支社_佐藤理恵子.jpg

 

日本気象協会 東北支社(佐藤 理恵子)

2月中旬に北部を中心に真冬日が多くなった東北地方では、2月下旬以降の気温は平年より高い日が多く、桜の花芽は順調に生長しているようです。向こう一カ月は一時的に寒の戻りはあるものの、気温は平年より高い日が多く、桜の開花は平年より早いでしょう。


  11.北海道支社_田嶌恵.jpg

 

日本気象協会 北海道支社(田嶌 恵)

この冬の北海道は記録的な積雪となったところがあり、3月に入っても暴風雪に見舞われる日がありました。しかし今後、季節の歩みは順調に進みそうです。桜前線は4月の終わりには北海道に上陸し、その後の各地の開花は平年並みか平年より少し早めとなるでしょう。

   

日本気象協会では日本全国92地点の桜(ソメイヨシノほか)の開花・満開予想以外にも、「日本三大桜」と呼ばれている福島県の「三春滝桜」(みはるたきざくら:ベニシダレザクラ)、山梨県の「山高神代桜」(やまたかじんだいさくら:エドヒガンザクラ)、岐阜県の「根尾谷 淡墨桜」(ねおだに うすずみざくら:エドヒガンザクラ)の開花予想を『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜情報ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。 

    

【言葉の説明】
平年:1981~2010年の平均値

かなり早い :平年より7日以上早い
早い :平年より3日から6日早い
平年並       :平年との差が2日以内
遅い :平年より3日から6日遅い
かなり遅い :平年より7日以上遅い


参考資料
『tenki.jp』について
日本気象協会が運営する天気予報専門メディア『tenki.jp』では2019年3月7日(木)から「桜開花情報」のページを公開しています。

                          tenki.jp_2019PC_1.png   tenki.jp_2019SP_1.png 
         

桜開花予想に関するよくあるご質問
Q1:桜開花予想の発表のスケジュールは?
A1:第1回は2月7日(木)、第2回は2月21日(木)、第3回以降は3月から4月下旬まで毎週木曜日に発表を予定しています。 2月中は予想開花日のみを発表し、3月以降は予想開花日と予想満開日を発表します。

Q2:開花日・満開日の基準は?
A2:気象庁の観測基準と同じです。開花日は標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日、満開日は標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日です。

Q3:予想する地点数は?
A3:2月中は51地点、3月以降は全国で92地点の予想を発表します。予想地点92地点は、各地気象台が観測する標本木53地点と自治体・公園などの協力機関から観測データを得られる36地点、および日本三大桜の3地点となります。

Q4:日本気象協会の桜開花予想の手法・特徴は?

A4:花芽(はなめ)の生育過程に大きな影響を与える「秋以降の気温経過」に重点を置いた、独自の予測式を用いて開花予想を行っています。各地気象台の標本木や公園などの協力機関による正確な観測データを重視した、気象学的根拠に基づいた予想を出しているのが特徴です。2007年から桜の開花予想を実施しており、今年で13年目の取り組みです。

Q5:開花予想に使うデータは?
A5:以下データを使用しています。

(1)前年秋から予想作業日前までの気温観測値
(2)予想作業日から開花時期までの気温予測値(日本気象協会ポイント予報および長期予報)

桜の開花時期には、前年の秋から春にかけての気温が大きく影響します。桜の花芽は前年の夏に形成され、その後、休眠に入ります。冬になって一定期間の低温にさらされると、花芽は休眠から覚めます(休眠打破)。休眠から覚めた後は、気温の上昇とともに生長し開花しますが、気温が高いほど花芽の生長が早く進み、開花が早まると考えられています。

Q6:日本三大桜とは?
A6:福島県三春町の「三春滝桜」(ベニシダレザクラ)、山梨県北杜市の「山高神代桜」(エドヒガンザクラ)、岐阜県本巣市の「根尾谷 淡墨桜」(エドヒガンザクラ)を指します。いずれの桜も、大正11年(1922年)に国の天然記念物に指定されています。樹齢が1000年以上で、幹回りが9メートル以上あります。

日本三大桜の開花予想作成にあたり、地元自治体やお寺の住職の方々のご同意を得て、過去の長年にわたる開花日や満開日の観測データを使わせていただき、それぞれの桜の開花日や満開日に関する独自の予測式を作成しました。開花時期には日本気象協会の気象予測を用い、地元自治体やお寺の住職の方々のご協力も得ながら、精度の良い開花予測を提供します。

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