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ニュースリリース・日本気象協会からのお知らせ

ニュースリリース

2019.03.14

2019年桜開花予想(第4回) 来週、いよいよサクラサク!福岡は18日、東京は21日に開花

  一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、日本全国92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、および日本三大桜3地点)の開花予想日(第4回)を2019年3月14日(木)に発表します。

開花が最も早いのは、福岡や愛媛県宇和島で3月18日、東京は21日の予想
満開のトップは高知と愛媛県宇和島で3月29日、東京は30日の予想

◆3月は全国的に気温が平年より高く、桜の開花・満開とも平年より早い




2019年桜開花予想前線図

 
sakura_2019_03_14_jwa_34.jpg


■開花と満開の傾向
  2019年の桜の予想開花日は、全国的に平年より早い予想です。前回予想(3月7日発表)よりは1日から3日遅くなったところが多いですが、来週にはいよいよ桜前線がスタートしそうです。開花のトップは福岡と愛媛県宇和島で3月18日、熊本や高知、名古屋、岐阜で20日に開花するでしょう。東京は21日、大阪は26日に開花の便りが届きそうです。4月上旬には平年より1週間程度早く、新潟や長野、仙台で、4月中旬には東北北部で開花するでしょう。桜前線は4月下旬に津軽海峡を渡り、札幌で4月30日に開花する見込みです。
  この冬(12月~2月)は、寒気の流れ込みが持続せず、暖冬となり、西日本の一部で休眠打破が遅れたと考えられます。しかし、来週から4月上旬にかけて気温は平年より高く、開花、満開ともに平年より早いでしょう。ただ、今週末にかけて寒の戻りとなることから、関東を除く多くの地域で前回予想よりは1日から3日遅くなりました。
  満開日は開花日の1週間から10日後くらいで、予想満開日が最も早いのは高知と愛媛県宇和島で3月29日です。平年より2日から6日早いところが多く、名古屋や東京は30日、大阪は4月2日の予想です。

※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること


■日本気象協会 長期予報(気温)

気温

3月

4月

5月

北日本

高い

平年並か高い

平年並

東日本

高い

高い

---

西日本

高い

高い

---

2019年 桜の予想開花日・満開日(主な地点)

 

 

地点

予想開花日

平年開花日

昨年開花日

(2018年)

予想満開日

平年満開日

昨年満開日

(2018年)

福岡県

福岡市

3月18日

3月23日

3月19日

3月30日

4月1日

3月27日

香川県

高松市

3月24日

3月28日

3月24日

4月4日

4月5日

3月29日

広島県

広島市

3月23日

3月27日

3月22日

4月3日

4月4日

3月28日

大阪府

大阪市

3月26日

3月28日

3月20日

4月2日

4月5日

3月26日

愛知県

名古屋市

3月20日

3月26日

3月19日

3月30日

4月3日

3月27日

東京都

千代田区

3月21日

3月26日

3月17日

3月30日

4月3日

3月24日

長野県

長野市

4月8日

4月13日

4月2日

4月13日

4月17日

4月 6日

富山県

富山市

3月30日

4月5日

3月27日

4月4日

4月10日

3月30日

新潟県

新潟市

4月2日

4月9日

4月3日

4月7日

4月14日

4月 5日

宮城県

仙台市

4月3日

4月11日

3月30日

4月10日

4月16日

4月 4日

北海道

札幌市

4月30日

5月3日

4月26日

5月4日

5月7日

4月29日


  全92地点
の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、日本三大桜3地点)の予想開花日・予想満開日は、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜情報ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。

  また、開花・満開の最新状況は同ページにて1日2回更新予定です。

■各地の気象予報士コメント

1.九州支社_松井渉.jpg

日本気象協会 九州支社(松井 渉)

九州は桜のつぼみの生長が次第に進み、福岡の桜はピンク色が見え始めたものもあります。今週、気温がやや低くなっているため、前回予想よりやや遅くなりましたが、九州各地で桜は平年並みか平年より早く開花し、3月末には見頃を迎えるところが多くなりそうです。

2.四国支店_川越絵里子.png

日本気象協会 四国支店(川越 絵里子)

花芽は順調に生長しており、丸みを帯びた花芽の先からは緑色の部分が見えはじめ、早いところではピンク色がのぞき始めています。この先、しばらく気温は平年並みの日が多く、桜の開花は前回予想より遅くなったところもありますが、平年より早く開花するでしょう。

3.中国支店_筒井幸雄.jpg

日本気象協会 中国支店(筒井 幸雄)

小刻みに降る雨と暖かさに後押しされ、桜のつぼみは緑の色合いに変わり始めています。このあとは、季節の歩みにブレーキのかかる日があり、開花の予想は前回よりも少し遅くなるでしょう。開花から満開までに10日前後かかり、今年の桜は長く楽しめそうです。

4.関西支社_真田知世.jpg

日本気象協会 関西支社(真田 知世)

この時季としては気温の高い日が多く、季節は順調に進んでいます。今年は大阪を中心に枝の折れてしまっている部分がありますが、桜のつぼみは先端から緑色の部分が見え、少しずつ膨らみ始めているところもあります。ただ、この先は、冬の冷たい空気が流れ込む日があり、花芽の生長はこれまでよりゆっくりになりそうです。

5.中部支社_菅野彰太.jpg

日本気象協会 中部支社(菅野 彰太)

この先の東海地方は一時的に寒気が流れ込み、季節の進みが少し足踏みしそうです。ただ、桜の花芽の生長は順調で、先が緑色に変わってきたところも出てきました。平野部では3月下旬に開花する見込みで、名古屋と岐阜では来週にも開花の便りが届きそうです。

6.本社_猪股竜彦.jpg

日本気象協会 本社(猪股 竜彦)

9日に関東で春一番が吹き、春の歩みが早まってきましたが、来週前半にかけては寒気の流れ込む日があり、平年並みの気温になる日が多くなる見込みです。花芽の生長が昨年のように極端に早まることはないものの、平年より5日前後早く、東京周辺では来週に開花し、3月末までに平野部の多くの地域で開花するでしょう。

7.長野支店_濵中弘樹.jpg

日本気象協会 長野支店(濵中 弘樹)

この先の気温は、平年より高いと予想してきましたが、平年並みの日も多くなる見込みです。そのため、県内の桜は先週の予想より少し遅く咲く予想に変わってきました。それでも、平年より早く、3月中には開花前線は長野県南部から北上を始めそうです。

8.北陸支店_瀬山滋.JPG

日本気象協会 北陸支店(瀬山 滋)

しばらく周期的に天気が変わり、春らしい暖かい日が多かったですが、 今週はぐずついた空模様で、寒の戻りとなっています。このため、開花・満開の予想は前回より少し遅くなった地点が多いですが、各地で平年より早く、3月末に開花する地点が多いでしょう。

9.新潟支店_今井梢.jpg

日本気象協会 新潟支店(今井 梢)

暖かくなったかと思うと雪が降るような寒の戻りもあり、寒暖差が大きい新潟県内です。この先も寒暖を繰り返しますが、気温は平年より高い日が多い見込みで、桜の開花は平年より一週間程度早まるでしょう。

10.東北支社_佐藤理恵子.jpg

日本気象協会 東北支社(佐藤 理恵子)

寒暖差が大きく、雪の降る日もある東北地方ですが、梅が咲き、うぐいすやひばりが鳴くなど、南部からは春の便りが届き始めています。この先の東北地方の気温は、平年より高い日が多くなる予想です。桜の花芽は順調に生長して平年より開花が早まるでしょう。

11.北海道支社_田嶌恵.jpg

日本気象協会 北海道支社(田嶌 恵)

しばらく平年より暖かい日が続いていた北海道ですが、ここ数日は平年並みの寒さが戻り、まとまった雪の降ったところもありました。しかし来週からは再び暖かい日が戻りそうです。桜の開花は前回の予想と大きな変化はなく、平年並みか平年より3日ほど早い開花となるでしょう。



  日本全国92地点の桜(ソメイヨシノほか)の開花・満開予想以外にも、「日本三大桜」と呼ばれている福島県の「三春滝桜」(みはるたきざくら:ベニシダレザクラ)、山梨県の「山高神代桜」(やまたかじんだいさくら:エドヒガンザクラ)、岐阜県の「根尾谷 淡墨桜」(ねおだに うすずみざくら:エドヒガンザクラ)の開花予想を『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜情報ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。

【言葉の説明】
平年:1981~2010年の平均値

かなり早い             :平年より7日以上早い
早い                      :平年より3日から6日早い
平年並                   :平年との差が2日以内
遅い                      :平年より3日から6日遅い
かなり遅い             :平年より7日以上遅い

花芽0312_福岡.jpg   花芽0312_東京.jpg   花芽0313_高知.jpg
福岡管区気象台の標本木
(3月12撮影)
  靖国神社にある東京の標本木
(3月12日撮影)
  高知城にある高知の標本木
(3月13日撮影)



参考資料

桜開花予想に関するよくあるご質問

Q1:桜開花予想の報道発表のスケジュールは?
A1:第1回は2月7日(木)、第2回は2月21日(木)、第3回以降は3月から4月下旬まで毎週木曜日に発表を予定しています。 2月中は予想開花日のみを発表し、3月以降は予想開花日と予想満開日を発表します。

Q2:開花日・満開日の基準は?
A2:気象庁の観測基準と同じです。開花日は標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日、満開日は標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日です。

Q3:予想する地点数は?
A3:2月中は51地点、3月以降は全国で92地点の予想を発表します。予想地点92地点は、各地気象台が観測する標本木53地点と自治体・公園などの協力機関から観測データを得られる36地点、および日本三大桜の3地点となります。

Q4:日本気象協会の桜開花予想の手法・特徴は?
A4:花芽(はなめ)の生育過程に大きな影響を与える「秋以降の気温経過」に重点を置いた、独自の予測式を用いて開花予想を行っています。各地気象台の標本木や公園などの協力機関による正確な観測データを重視した、気象学的根拠に基づいた予想を出しているのが特徴です。
2007年から桜の開花予想を実施しており、今年で13年目の取り組みです。

Q5:開花予想に使うデータは?
A5:以下データを使用しています。

①    前年秋から予想作業日前までの気温観測値
②    予想作業日から開花時期までの気温予測値(日本気象協会ポイント予報および長期予報)

桜の開花時期には、前年の秋から春にかけての気温が大きく影響します。桜の花芽は前年の夏に形成され、その後、休眠に入ります。冬になって一定期間の低温にさらされると、花芽は休眠から覚めます(休眠打破)。休眠から覚めた後は、気温の上昇とともに生長し開花しますが、気温が高いほど花芽の生長が早く進み、開花が早まると考えられています。

Q6:日本三大桜とは?
A6:福島県三春町の「三春滝桜」(ベニシダレザクラ)、山梨県北杜市の「山高神代桜」(エドヒガンザクラ)、岐阜県本巣市の「根尾谷 淡墨桜」(エドヒガンザクラ)を指します。いずれの桜も、大正11年(1922年)に国の天然記念物に指定されています。樹齢が1000年以上で、幹回りが9メートル以上あります。

日本三大桜の開花予想作成にあたり、地元自治体やお寺の住職の方々のご同意を得て、過去の長年にわたる開花日や満開日の観測データを使わせていただき、それぞれの桜の開花日や満開日に関する独自の予測式を作成しました。開花時期には日本気象協会の気象予測を用い、地元自治体やお寺の住職の方々のご協力も得ながら、精度の良い開花予測を提供します。

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