日本気象協会、第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)サイドイベントにて アフリカでのスマートシティにおける気象情報の有効活用に関する講演を実施 ~「日本・アフリカ学生イノベーターズ・エクスポ」では講評者として参加~
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、日本政府がケニア共和国にて開催する第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)のサイドイベント「スマートシティ/スマートアイランド プレゼンテーションVol.1」(開催日:8月25日木曜日)にて、アフリカでのスマートシティにおける気象情報の有効活用に関する講演を行います。
また、8月26日(金)に行われる第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)公式サイドイベント「日本・アフリカ学生イノベーターズ・エクスポ」に発表内容の講評者として参加します。
日本気象協会 講演内容
○イベント名称:スマートシティ/スマートアイランド プレゼンテーションVol.1
○主 催:一般社団法人アフリカ開発協会(AFRECO)
○日 時:2016年8月25日(木)13:00~15:30 (現地時間)※ プレゼンテーション開始は14:00
○講演日時:2016年8月25日(木)14:40~15:00 (現地時間)
○講演場所:ケニア共和国 ナイロビ Fortis Suites, Hospital Road, Upper Hill, Nairobi
○タイトル:電力の安定供給に向けた気象情報の活用
○講演概要:アフリカにおけるスマートシティ実現に当たっては、安定的な電力供給が必須です。電力の供給源のひとつである太陽光発電や風力発電は、気象条件によってその出力が大きく変動します。そのため、これらを大量導入した場合は電力系統の不安定化の問題が発生します。今回の講演では、電力系統の不安定化の問題に対して、気象情報がどのように役に立つのかを中心に概説します。
○登壇者 :日本気象協会 業務執行理事 常務理事 事業本部長 古市 信道(ふるいち のぶみち)
<実施背景>
昨年パリで開催されたCOP21以降、世界的に二酸化炭素排出量削減と再生可能エネルギーの利用推進が課題となってきています。これに伴い、持続的な経済発展を目指しているアフリカ諸国でも太陽光、風力などの再生可能エネルギーの需要が高まってきています。アフリカ開発会議(TICAD)は日本政府主導のもと1993年に始まり、2013年までの過去5回は5年ごとに日本で開催されてきましたが、今回は初めてアフリカで開催されます。100人以上の日本企業関係者が安倍晋三内閣総理大臣に同行し、官民含めて日本とアフリカの間でさまざまな業務協力の覚書を交わす予定となっています。
日本気象協会は、気象に関するさまざまなコンサルティング事業を企業および公的機関向けに展開しています。海外では、政府開発援助や民間資金により、気象予測のインフラ整備や気象データの解析・シミュレーション実施体制の構築などさまざまなハード面/ソフト面でのコンサルティング事業を、世界29の国や地域で行っています。今後、各国・地域におけるパートナーとの関係性を構築しつつ、ハード面/ソフト面の双方の分野にて気象、文化、慣習にも配慮した、きめ細やかなコンサルティング事業の展開を予定しています。
このような状況を踏まえ、日本気象協会は8月25日(木)、第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)のサイドイベントにて、アフリカにおけるスマートシティ実現に必須である電力の安定供給に関して、気象情報の有効活用の観点から講演を行います。日本気象協会がこれまでの事業にて会得した再生可能エネルギーに関する知見を基に、アフリカのスマートシティでの「あるべき姿」について、具体的な事象を交えて説明します。
<日本・アフリカ学生イノベーターズ・エクスポについて>
○名 称:日本・アフリカ学生イノベーターズ・エクスポ
○主 催:ジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)、一般社団法人アフリカ開発協会(AFRECO)
○開催日時:2016年8月26日(金)09:00~15:30(現地時間)
○開催場所:ケニア共和国 ジュジャ ジョモ・ケニヤッタ農工大学(JKUAT)
○発表内容:2015年に国連が採択した「気候変動への対応」や「質の高い教育」などの「接続可能な開発目標」(SDGs)の諸目標を達成し、アフリカの未来へ貢献できるプロジェクトやビジネスアイデアを日本・ケニアの学生が英語で提言します。
※本イベントは第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)の公式サイドイベントです
○日本から参加する大学:宇都宮大学、大阪大学、京都大学、上智大学、創価大学、筑波大学、東京外語大学、鳥取大学、立命館アジア太平洋大学、早稲田大学 以上10大学から11名が参加
○ケニアから参加する学生:16名(予定)
○日本気象協会の役割:発表内容に関する講評ならびに優秀な学生を表彰
以 上