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2018.01.31

2017年の年間日射量傾向まとめ ~例年と比べ西日本でやや多く、東北地方でやや少ない傾向~

  一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、2017年の日本全国の年間日射量(※1)傾向を本日2018年1月31日(水)に発表します。

2017年年間日射量_表.png

 

  日本気象協会は、日照時間(直射日光が地表面に当たっている時間)から日射量(地表面が受ける太陽からのエネルギー量)を推定する独自技術「アメダス推定日射量」により、全国約840地点の日射量をリアルタイムに推定しています。この技術を用いて、2017年の年間日射量傾向を分析しました。
※1 全国にある約840地点の日照時間のアメダス観測値をもとにした推定日射量値。

1.   2017年の年間日射量の傾向
(1) 例年との比較 -関東甲信、西日本でやや多く、東北地方ではやや少ない傾向-
日射量傾向_2017_例年比.jpg 2017年の推定日射量(例年比)
2017年の年間日射量は、例年と比べ北海道太平洋側と関東甲信、西日本で「例年並」から「やや多い」となりました。一方、東北地方では、「やや少ない」から「例年並」となりました。
  3月から5月にかけて、高気圧に覆われることが多かったことから全国的に日射量が多く、6月も梅雨前線が例年より南の海上に位置していたため、関東甲信、西日本を中心に日射量は多くなりました。
  しかし、8月はオホーツク海の高気圧の影響で、東日本や北日本太平洋側で日射量は少ない傾向がみられ、10月も秋雨前線や台風の影響で、北海道や南西諸島を除いて、日射量が少なくなりました。そのため、全国的に年間を通すと「例年並」から「やや多い」地域が多く見られています。

(2) 前年(2016年)との比較 -関東甲信、中国地方の一部で多く、東北地方ではやや少ない傾向-
日射量傾向_2017_前年比.jpg 2017年の推定日射量(前年比)
2017年の年間日射量は、前年(2016年)と比べて西日本、関東甲信で「多い」から「やや多い」傾向が見られました。一方、東北地方では、「前年並」から「やや少ない」となりました。北海道では、太平洋側で「やや多い」から「多い」傾向、オホーツク海側で「やや少ない」傾向、日本海側で「前年並」といったように、地域によって傾向が大きく分かれました。沖縄地方では「前年並」となりました。

. 「アメダス推定日射量」について
  太陽光発電出力を推定するためには太陽からのエネルギー量を表す「日射量」の情報が必要です。しかし、気象庁によって観測されている「(全天)日射量」は全国48カ所(※2)と限られ、全国約840地点のアメダスで観測されている「日照時間」と比べると地点数が不足しています。
  そこで日本気象協会は、NEDO(※3)の研究事業を通じ、アメダスで観測された「日照時間」から「(全天)日射量」を高精度で推定するモデルを開発しました。
  これらの成果は「アメダス推定日射量」として大手電力各社、新電力各社、太陽光発電事業者向けに、提供しています。リアルタイムの日射量(推定値)をオンラインで提供しているほか、1992年から蓄積している過去データの提供も行っています。日射量の長期的な変動解析などの目的でご利用いただけます。
※2:2018年1月29日現在の観測地点数
※3:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構



【例年と前年について】
例年:過去10年(2007~2016年)の平均値
前年:2016年の年間日射量

【本資料の年間日射量の比較に関する用語】
かなり多い  :例年(前年)の+10%以上
多い     :例年(前年)の+6~+10%
やや多い   :例年(前年)の+2~+6%
並      :例年(前年)の-2~+2%
やや少ない  :例年(前年)の-2~-6%
少ない    :例年(前年)の-6~-10%
かなり少ない :例年(前年)の-10%未満

 

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