津波解析・監視サービス
Services
解析・監視技術により津波を早期に把握し、施設の津波リスク軽減を支援します。
「津波解析・監視サービス」は、複数の解析手法による津波監視情報(津波高、到達時間、浸水規模など)を提供し、お客様設備で生じる津波リスクの軽減を支援するサービスです。
津波は、いつ、どの程度の規模で発生し、どれほどの被害となるのかを把握することが困難です。そのため、洋上・沿岸に設置された施設は、津波浸水による機器損傷、操業停止、危険物質の漏えい等のリスクに常にさらされています。そこで「津波解析・監視サービス」により津波を早期に把握し、地震発生時の操業停止判断などの初動判断を促すことで、津波リスクの軽減をサポートします。また、BCP(事業継続計画)の運用に有効な情報としてもご利用いただけます。
サービス内容
津波解析・監視サービスでは、震源情報および沖合津波観測値を用いた津波解析情報を提供します。加えて、複数地点の津波観測データをもとに津波波源域や沿岸の津波波形を解析する手法(インバージョン法)も提供可能です。
● 震源情報による津波解析
- 複数の津波シミュレーションから事前に作成した津波データベースと気象庁から発表される震源情報(位置・深さ・規模)により、対象地点の津波浸水分布を解析します。
- 津波高・到達時間・浸水規模の解析が可能です。
- 震源情報を利用するため、解析結果のいち早い提供が可能です。
- 本手法は、気象庁の量的津波予報の手法に準拠しています。

● 沖合津波観測値による津波解析※1
- 沖合で観測された津波観測値(1地点)をもとに、津波計算式を用いて対象地点の津波を解析します。
- 津波高・到達時間の解析が可能です。

● 複数地点の津波観測データによる高度な津波解析(インバージョン法)※1
- 複数地点の津波観測データをもとに、津波波源域や沿岸の津波波形を解析します。
- 津波高・到達時間の解析が可能です。
- 複数地点の観測データを用いるため、他手法に比べて精度の高い解析が可能です。

※1 沖合津波観測値を利用する必要があります。
特徴
- 把握が困難な津波解析情報(津波高・到達時間・浸水規模など)を速やかに提供
- 複数の解析手法により津波を解析可能
用途
- 複数の解析手法により津波を解析可能
- BCP(事業継続計画)の検討・運用