水資源機構 川上ダム建設所から 優良業務表彰と優秀技術者表彰を受けました
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一般財団法人 日本気象協会は2022年7月26日(火)、水資源機構 川上ダム建設所から優良業務表彰と優秀技術者表彰を受けましたのでお知らせします。
表彰の内容
【表彰項目】
<優良業務表彰、優秀技術者表彰>
受賞業務名称 : 川上ダム流出予測システム調整業務
受賞優秀技術者 : 道広 有理
※本表彰は、令和3年度に完了した水資源機構川上ダム建設所発注業務の中で、特に優れた成績を収めた企業および技術者に与えられるものです。
表彰対象となった業務は、建設中の川上ダムの的確な管理のために、川上ダム管理所に木津川ダム群流出予測システムを導入し、自動で予測計算を行うように流出予測システムの調整作業を行うものです。
日本気象協会はこれまで室生ダム、青蓮寺ダム、比奈知ダム、高山ダム、布目ダムを対象としていた木津川ダム群流出予測システムに前年度の令和2年、本業務(川上ダム流出予測システム調整業務)のために川上ダムを追加する改修を行いました。本業務ではシステムの調整だけでなく新たに予測地点を追加し、パラメータの最適化を検討しました。これにより、川上ダムの下流地点でも他地点と同等の精度での予測が可能となり、システムの有効性を向上させたことを評価され、表彰いただきました。

<日本気象協会から>
木津川ダム群流出予測システムは、日本気象協会が委託を受けて2005年度に構築したものがベースとなっており、運用開始以降、改良を行いながら長年にわたり利用していただいています。今回表彰の対象となった業務の成果により、川上ダムの高水管理におけるダム操作の円滑な実施に貢献できるものと感じています。
事前放流ガイドラインが策定され、ダム・堰(せき)などの既存施設への期待や要求が増して来ており、気象予測情報や流出予測情報が安全・安心な社会を実現するために果たす役割は非常に重要になっています。このような表彰をいただけたことは、この上なく光栄に感じるとともに、業務を担当した職員に対し、更なる技術研鑽への励みともなります。
今後も技術力を磨きながら、引き続きお客さまの声を聞き、さまざまな分野で貢献できますよう、努めてまいります。
日本気象協会 関西支社 支社長 櫻井 康博
日本気象協会 関西支社 社会・防災事業課 課長 道広 有理
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