水資源機構 岩屋ダム管理所から優良業務表彰と優秀技術者表彰を受けました
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一般財団法人 日本気象協会は2022年7月27日(水)、水資源機構 岩屋ダム管理所から優良業務表彰と優秀技術者表彰を受けましたのでお知らせします。
表彰の内容
【表彰項目】
<優良業務表彰、優秀技術者表彰>
受賞業務名称 : 岩屋ダム流出予測システム改造業務
受賞優秀技術者 : 道広 有理
※本表彰は、令和3年度に完了した水資源機構岩屋ダム管理所発注業務の中で、特に優れた成績を収めた企業および技術者に与えられるものです
表彰対象となった業務は、既存の流出予測システムを改良し、岩屋ダム流域の実績雨量、ダム諸量データおよびレーダー雨量等の降雨予測データから今後のダム流入量および貯水位予測などを行う「岩屋ダム降雨流出予測システム」の検討、構築を行ったものです。
日本気象協会は過去にも岩屋ダム流出予測システムを構築しており、当システムは長年ダムの運用管理に利用されていました。本業務では、近年の出水事例の収集・整理を行い、降雨流出解析を実施。また、モデルパラメータの最適化を検討しました。従来からのシステムに予測期間の延長、予測計算の自動化、実況補正、実況雨量の二重化などの機能を追加することで、予測精度とシステムの利便性を向上させたことを評価され、表彰いただきました。

<日本気象協会から>
岩屋ダム群流出予測システムは、日本気象協会が委託を受けて1995年度に構築したものがベースとなっており、運用開始以降、改良を行いながら長年にわたり利用していただいています。今回表彰の対象となった業務の成果により、岩屋ダムの洪水調節におけるダム操作の円滑な実施に貢献できるものと感じています。
事前放流ガイドラインが策定され、ダム・堰(せき)などの既存施設への期待や要求が増して来ており、気象予測情報や流出予測情報が安全・安心な社会を実現するために果たす役割は非常に重要になっています。このような表彰をいただけたことは、この上なく光栄に感じるとともに、業務を担当した職員に対し、更なる技術研鑽への励みともなります。
今後も技術力を磨きながら、引き続きお客さまの声を聞き、さまざまな分野で貢献できますよう、努めてまいります。
一般財団法人 日本気象協会 中部支社 支社長 坂井紀之
一般財団法人 日本気象協会 関西支社 社会・防災事業課 道広有理
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