日本気象協会 気象予報士110名に調査を実施
2022年の「今年の天気を表す漢字」は「暑」に決定
Press Release
【再発行:訂正あり】
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、日本気象協会に所属する気象予報士のうち110名の調査をもとに決定した「今年の天気を表す漢字」を、2022年12月9日(金)に発表します。

■2022年の「今年の天気を表す漢字」 第1位は「暑」
日本気象協会に所属する気象予報士のうち110名に調査を行った結果、「暑」が1位に選ばれました。
2022年の夏は、6月としては観測史上初の40℃越えの気温が観測されたり、九州北部から関東甲信にかけて6月中に梅雨明けが発表される(※速報値。のちに見直し)など、異例の幕開けとなりました。西日本では6月から8月にかけての気温が、1946年の統計開始以来、1位タイの高温を記録しました。東京都心でも、これまで最多だった年間猛暑日数13日(1995年、2010年)を上回る16日間の猛暑日を記録しました。
■2022年の「今年の天気を表す漢字」 TOP5
異例の「梅」雨明け(速報値)で始まった今年の夏を象徴する「暑」「酷」、気象庁が2022年から予測を開始したことに伴い耳にする機会が増えた「線」状降水帯、そして安土桃山時代以来となる442年ぶりの天体ショー(皆既月食+惑星食)が好条件で観測できると話題になった「月」がそれぞれランクインしました。
<TOP5と選考した気象予報士のコメント(※調査結果より一部抜粋)>
1位 「暑」
「東京都心で猛暑日数最多を記録したのが印象的」
2位 「線」
「線状降水帯による、記録的な大雨。8月、新潟県下関で149mm/hは印象に残っている」
3位 「酷」
「酷暑という言葉ができてしまうほど、これまでの常識が通用しない極端な気象現象が多くなった」
4位 「月」
「442年ぶりの皆既月食と惑星食、さらに次回は322年後というのはインパクトが大きかった」
5位 「梅」
「確定値で訂正されたが、速報値での梅雨明けの早さが印象的」

「今年の天気を表す漢字」は今年で発表10周年を迎えます。今回選ばれた漢字も日本に唯一という「気象」の神社『気象神社(東京高円寺にある氷川神社境内)』にて、宮司の松井美加子さんに揮毫いただきました。各漢字の選考理由や、『お天気総決算』の調査と発表が始まって10年間に選ばれた漢字との比較など、詳細は「2022年お天気総決算 ~tenki.jpラボVol.23~」でご覧いただけます。
■「tenki.jpラボ」に関して
「tenki.jpラボ」では、より天気に興味を持っていただくことを目的として、天気にまつわる情報と意識調査や気象予報士の知恵、時節にまつわる見解や情報発信を行っており、今回で23回目の発表となります。また、「tenki.jpラボ」による『お天気総決算』の調査と発表は2013年からスタートし、今年で10年目になります。
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調査概要
【調査対象】日本気象協会所属の気象予報士110名 【調査方法】インターネット調査 【調査期間】2022年11月17日(木)~11月24日(木) |
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PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】tenki.jp 2022年の天気を表す漢字発表