日本気象協会 気象予報士118名に調査を実施 2023年の「今年の天気を表す漢字」は「暑」に決定
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は、日本気象協会に所属する気象予報士のうち118名からの調査をもとに「今年の天気を表す漢字」を「暑」と決定しました。また「今年の天気を表す漢字」は2023年12月3日(日)に『気象神社(東京都杉並区高円寺にある氷川神社境内)』にて開催された「高円寺お天気フェス2023」にて発表しましたのでお知らせします。


■2023年の「今年の天気を表す漢字」第1位は「暑」
日本気象協会に所属する気象予報士のうち118名に調査を行った結果、「暑」が1位に選ばれました。
2023年の夏(6月~8月)の平均気温は、1946年の統計開始以降、北日本と東日本で1位、西日本で1位タイとなるなど記録的な高温となりました。さらに、地球温暖化などの長期的な気候変動の監視に用いられる15地点の観測値による日本の平均気温の平年差は+1.76度となり、1898年の統計開始以降最も高かった2010年の+1.08度を大きく上回るなど、夏場の気温が平年より高く、厳しい暑さとなりました。
また、東京都心では2023年の年間の真夏日日数の積算が90日と過去最多になり、今年最後に真夏日が観測されたのは9月28日となるなど、厳しい残暑が長く続いたことも特徴となった年となりました。
なお、今回選ばれた「今年の天気を表す漢字」は、日本に唯一という「気象」の神社『気象神社』にて宮司の松井美加子さんに揮毫(きごう)いただきました。
■2023年の「今年の天気を表す漢字」TOP5
記録的な高温となった「異」例の「暑」さ、今年の夏を象徴する「猛」「酷」、「長」引いた残暑など、暑さに関連する漢字が今年のTOP5を占めました。
<TOP5と選考した気象予報士のコメント(※調査結果より一部抜粋)>
1位:「暑」 記録的な暑さで、いつも以上に熱中症への注意喚起を呼び掛けたため
2位:「猛」 過去もっとも暑い夏となり、猛暑がおさまらなかったため
3位:「酷」 長すぎる残暑が「酷」すぎたから
4位:「長」 夏がとにかく長く、秋が待ち遠しく感じた
「異」 長期にわたる高温や季節の進み方など、例年と大きく異なっていたため

各漢字の選考理由の詳細は「2023年お天気総決算~tenki.jpラボVol.24~」(https://tenki.jp/suppl/entries/8/)で紹介します。『お天気総決算』の調査と発表は2013年からスタートし、今年で11年目となります。
調査概要
【調査対象】日本気象協会所属の気象予報士118名
【調査方法】インターネット調査
【調査期間】2023年11月6日(月)~11月14日(火)
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以上
PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】2023年「今年の天気を表す漢字」は「暑」に決定_