日本気象協会、台湾中央気象署主催の国際気象シンポジウムで登壇
News2025.06.13

一般財団法人 日本気象協会 （本社：東京都豊島区、理事長：渡邊 一洋、以下「日本気象協会」）は、2025年6月11日（水）～13（金）に台北市内で開催された台湾中央気象署（Central Weather Administration、以下「CWA」）主催の2025アジア太平洋気候サービスシンポジウム（2025 Asia Pacific Climate Services Workshop、以下「本シンポジウム」）にて講演を行いましたので報告します。

本シンポジウムは気象に関する専門家、政策立案者、産業界の代表者が一堂に会し、気候変動への適応について議論を交わす、隔年で開催される国際気象シンポジウムです。日本気象協会は2019年の第1回開催から毎回講演を行っており、4回目の開催となる今年は“Early Warnings for All（すべての人に早期警報システムを）”のシンポジウムテーマのもと、社会・防災事業部の金原知穂が「危険監視と早期警報システムの実践（Case Studies of Hazard Monitoring and Early Warning Systems in Practice）」について講演しました。

■日本気象協会 講演内容

「危険監視と早期警報システムの実践（Case Studies of Hazard Monitoring and Early Warning Systems in Practice）」

講演者　：　金原知穂（日本気象協会　社会・防災事業部　防災マネジメント課）
内容　    ：
●　極端気象現象を早期に捉えるための気象レーダーの技術進化と具体的な活用事例
●    確率予報を利用した台風に対する防災対応
●    JICA（独立行政法人国際協力機構）の技術協力プロジェクトにおける、発展途上国への技術支援の取り組み

■シンポジウムの概要

○名称 ：2025アジア太平洋気候サービスシンポジウム（2025 Asia Pacific Climate Services Workshop）
○開催日：2025 年 6 月 11 日（水）～13 日（金）
○開催地：台湾中央気象署  国際会議場（ International Conference Hall, Central Weather Administration, Taipei ）
○主催 ：台湾中央気象署（Central Weather Administration：CWA）
○共催 ：
財団法人　中華経済研究院（Chung-Hua Institution for Economic Research：CIER）
国際気候発展シンクタンク（International Climate Development Institute：ICDI）
社団法人　台湾気候サービス連盟（Taiwan Climate Services Partnership：TCSP）

○開催内容 ：気候変動の進行がもたらす社会経済的影響は従来の予測を大きく上回っており、国際社会は迅速かつ的確な対応を求められています。 本シンポジウムでは、グローバルな専門家や政策立案者、産業界のリーダーが一堂に会し、気候適応と早期警戒技術の最新動向を共有しながら、アジア地域への「Early Warnings for All」（EW4All：すべての人に早期警報システムを）実装を加速させるための官民連携やキャパシティビルディングの重要性を探ります。 EW4Allの実装加速と将来的な国際協力の機会創出を目指し、科学技術革新、政策的枠組み、そして資金面からの多角的な支援体制を議論します。

日本気象協会は、今後も最新の気象・気候サービスを海外に向けて広範に発信していくとともに、これからも気候変動対策に関する取り組みを積極的に推進していきます。

PDFダウンロード：【日本気象協会からのお知らせ】台湾中央気象署(CWA)主催によるアジア太平洋気候サービスシンポジウムへの参加