ニュース
微気圧振動(インフラサウンド)観測データ提供ネットワークにて 新たに沖縄など4地点での観測データを追加公開 ~北海道から沖縄までの全国23地点でインフラサウンドの把握が可能に~
2026.03.09
お知らせ
一般財団法人 日本気象協会 (本社 : 東京都豊島区、理事長 : 渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は、2021年3月から無償公開している「インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク」(注1)にて、4地点の観測データを新たに追加しますのでお知らせします。
<2026年3月9日から追加公開する観測地点(4地点)>
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)による以下の地点
NICT小金井本部(東京都小金井市) / 電磁波技術センター(沖縄県国頭郡恩納村)
大宜味大気観測施設(沖縄県国頭郡大宜味村) / 名護市マルチメディア館(沖縄県名護市)
地震による地面の震動や津波波源の生成、火山の爆発的噴火、雷、竜巻、雪崩、地すべりなどの大規模な自然現象にて、「超低周波」と分類される帯域の微気圧振動は「(人に聞こえない)音」(インフラサウンド)を発生させます。微気圧振動(インフラサウンド)の観測データの活用により、自然災害発生の検知やメカニズムの解明が期待されています。
このような研究や開発に資するべく、「インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク」にて国内に展開する微気圧振動(インフラサウンド)の観測データ網にて今回新たに沖縄などに展開する観測地点のデータを追加公開することとなりました。これにより北海道から沖縄までこれまでより広範な領域にて、微気圧振動(インフラサウンド)を励起する自然現象を把握することが可能となります。
*ご参考: 日本気象協会の微気圧計による現地観測、解析、研究 紹介ページ
https://www.jwa.or.jp/services-solutions/disaster-mitigation/field-observations-analysis-research-using-microbarographs/
『インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク』について

インフラサウンド・モニタリング・ネットワークのトップ画面
(今回新たに追加した沖縄県にある3観測地点を指定)
●「インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク」URL https://micos-sc.jwa.or.jp/infrasound-net/
●内容:日本気象協会や他の研究機関が保有している過去1年分の微気圧振動観測データの提供
●提供形式:WINフォーマット形式(注2)やCSV形式にて提供
●既存の観測地点(19地点)
・岩手県:大船渡中学校、末崎中学校、綾里中学校
・三重県:南伊勢高校南勢校舎、志摩高校、水産高校
・愛知県:西郷小学校、嵩山小学校、玉川小学校
・統計数理研究所/東大地震研:潮岬、菅平
・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT):レジリエントICT研究センター、東北大学青葉山キャンパス、女川町マスカー、仙台高専名取キャンパス、晩成の宿、宇宙交流センターSORA、旭行政区会館
・高知工科大学:安芸市消防防災センター
〇微気圧振動(インフラサウンド)観測データ提供ネットワークへのお問い合わせ(法人向け)
日本気象協会 防災・気象DX本部 防災事業部 営業グループ
Tel: 03-5958-8143 Mail: eigyou_bosai@jwa.or.jp
*報道関係の方は日本気象協会 広報室までお問い合わせください。
注1:インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク大気中の微小な気圧変動(インフラサウンド)を観測する観測ネットワーク
なお、インフラサウンドは0.1ヘクトパスカルに満たない微小な気圧の変動のこと
1気圧は1013.25ヘクトパスカル
注2:WINフォーマット形式東京大学地震研究所で開発された多チャネル地震波形データ処理システム「WINシステム」にて使用されるデータ形式
以上
PDFダウンロード: 微気圧振動(インフラサウンド)観測データ提供ネットワークにて 新たに沖縄など4地点での観測データを追加公開 ~北海道から沖縄までの全国23地点でインフラサウンドの把握が可能に~