今年の『つるつる予報(R)』は11月から提供を開始します ~ 札幌市内での歩道路面の滑りやすさをお知らせし続けて 今年で12年目の提供となります~
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、2007年から提供を行っている『つるつる予報(R)』について、提供時期を早めることを決定しました。例年12月1日から提供を行っていましたが、今年は『つるつる予報(R)』の開始以来はじめて11月から提供することとし、11月22日(木)からスタートします。
『つるつる予報(R)』は、ウインターライフ推進協議会(注1)が提供する冬道転倒防止啓発サイトにて利用できる情報サービスです。冬道での転倒事故防止を目的として、特に札幌市内での冬期歩道路面の滑りやすさを予測し、3段階の表示にて注意喚起を行います。『つるつる予報(R)』は2007年から発表しており、今シーズンで12年目の提供となります。
近年、札幌市内では11月でも路面の凍結などで転倒する事故が増加しています(注2)。日本気象協会北海道支社では、転倒事故防止に少しでも役立てていただければとの思いから、例年12月から提供を行っている『つるつる予報(R)』も今年は11月から提供することとしました。
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『つるつる予報(R)』画面イメージ |
◆気象予報士からのコメント
札幌の初雪は記録的に遅くなりましたが、「つるつる予報(R)」の提供が始まる22日から週末にかけては、湿った雪が降り気温がプラスマイナスを繰り返す見込みで、路面が凍結してつるつるになるおそれがあります。シーズン初めで雪道に不慣れな分、転倒事故が多発する可能性があります。つるつる路面には十分に警戒してください。
日本気象協会北海道支社 気象予報士 川村 文芳
『つるつる予報(R)』のレベル表示イメージ
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◆『つるつる予報(R)』の概要
(1)『つるつる予報(R)』について
当日の晩から翌日にかけての気象予測情報(気温、降雪量、積雪の有無)と、札幌市内3カ所の路面観測情報をもとに、翌朝午前7時から午前10時での札幌市内の歩道と横断歩道の滑りやすさを、3段階のレベルと概況コメントで発表します。
(2)提供方法
ウインターライフ推進協議会が運営する下記の冬道転倒防止啓発サイトにて『つるつる予報(R)』を提供します。
「転ばないコツおしえます。 札幌発!雪みちを安全・快適に歩くための総合情報サイト」
URL(パソコン) http://tsurutsuru.jp/
URL(スマートフォン) https://sp.tsurutsuru.jp/
(3)提供時間
毎日17時から翌日10時
(4)更新時間
毎日17時更新 ※ 路面状況に応じて、臨時の更新あり
(5)予報対象エリア
北海道札幌市内
(6)今シーズンの提供期間
2018年11月22日(木)~2019年3月中旬[予定]※提供終了時期は、札幌市内の積雪状況によって決定します
(7)『つるつる予報(R)』のレベル
レベル1:あまり滑らない(乾燥、湿潤、積雪、シャーベット)
レベル2:滑りやすい(凍結)
レベル3:非常に滑りやすい(凍結:つるつる路面)
注意:レベルが低いと表示されていても、転倒が起こらないことを示すものではありません。冬期は場所により路面状態が大きく異なります。転倒を防ぎ安全に歩くための対策が常に必要です。
◆「つるつる路面情報」の募集
スマートフォン向けWebサイトでは、利用者の方に札幌市内の路面状況を投稿いただくことが可能です。投稿いただいた情報は、『つるつる予報(R)』の参考とさせていただきます。
詳細: https://sp.tsurutsuru.jp/
注1:ウインターライフ推進協議会 http://www.winter-life.jp/
ウインターライフ推進協議会は、札幌市を拠点に、積雪寒冷地における冬を安全・安心・快適に過ごすとともに、冬を楽しむための環境づくりを通じて地域社会へ貢献することを目的としています。民間企業や地域団体、教育機関、行政機関など、多様な主体が参画し連携を図りながら、さまざまな活動を継続的に実施しています。
注2:札幌市内で11月に雪道での転倒事故により救急搬送された人数は、平成27年55人、平成28年87人、平成29年は149人と増加傾向となっています。
データ提供:札幌市消防局警防部救急課
※『つるつる予報(R)』は日本気象協会の登録商標です
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会からのお知らせ】 つるつる予報2018_