インドネシア防災セミナー開催のご報告
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:繩野 克彦、以下「日本気象協会」)と一般財団法人 リモート・センシング技術センター(本社:東京都港区、理事長:池田 要、以下「RESTEC」)は、1月13日に東京都港区のRESTEC会議室において、インドネシアに関する防災セミナー「海外進出日系企業の安全を考える ~インドネシアの自然災害リスクと防災・減災対策他~」を開催いたしました。
2013年度のミャンマー防災セミナー、2014年度のバングラデシュ防災セミナーに続き3回目の開催となる今回は、多くの日系企業が市場として注目しており、昨年度のアンケートでも「次回セミナーの希望対象国」として関心の高かったインドネシアをテーマとしました。
当日の様子
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当日は、メーカー・IT・コンサルなどの多様な業種から33社44名の方に参加いただきました。日本気象協会はインドネシアにおける洪水・火山・地震・津波等の自然災害リスクについて解説し、RESTECは衛星リモートセンシングを活用した水害・煙害状況のモニタリング技術について紹介を行いました。また、本セミナーを後援する独立行政法人 日本貿易振興機構(本部:東京都港区、理事長:石毛 博行、以下「ジェトロ」)の前ジェトロジャカルタ事務所調査担当ディレクターで、現・海外調査部アジア大洋州課の藤江課長代理に、インドネシアの特徴と最新の経済状況についてご講演いただきました。セミナー後の名刺交換会および懇親会では、「インドネシア」「防災」というキーワードのもと集まった多様な業種の皆さまで交流を深めていただき、活発な情報・意見交換が行われました。
参加者のアンケート結果からは、自然災害のなかで「洪水」「地震」「津波」に不安を感じると回答した方が合わせて6割と最も多く、続いて「火山」「林野火災・煙害」などに不安を感じている方が多いことが分かりました。セミナーに対しては「インドネシアの経済状況をはじめ、リモートセンシングを含む技術情報が非常に役に立った」などのご意見をいただきました。
今後も、日本気象協会では気象・環境・防災などの分野を中心とした課題解決のために、 “プロフェッショナルパートナー”として日系企業の海外進出における安心・安全の確保を支援してまいります。
「インドネシア防災セミナー」概要
「海外進出日系企業の安全を考える ~インドネシアの自然災害リスクと防災・減災対策他~」
日時 : 2016年1月13日(水) 午後2時~午後5時30分
(午後5時45分~午後7時 名刺交換会および懇親会)
会場 : 一般財団法人 リモート・センシング技術センター(RESTEC) 会議室
主催 :一般財団法人 日本気象協会/一般財団法人 リモート・センシング技術センター
後援 :独立行政法人 日本貿易振興機構
内容 :
「インドネシアの気象概況、過去の自然災害とそのリスクについて」
一般財団法人 日本気象協会
防災ソリューション事業部 専任主任技師 本間 基寛
(京都大学防災研究所特任助教、静岡大学防災総合センター客員准教授)
環境・エネルギー事業部 エネルギー事業課 予測システムグループグループリーダー 桃谷 辰也
「衛星リモートセンシングによる煙害・水害モニタ」
一般財団法人 リモート・センシング技術センター
ソリューション事業部 部長 向井田 明
研究開発部 主幹研究員 山本 彩
「最近のインドネシアの経済と進出日系企業の動向」
独立行政法人 日本貿易振興機構
海外調査部 アジア大洋州課 課長代理 藤江 秀樹
(前ジェトロジャカルタ事務所調査担当ディレクター)
(敬称略)
以上