平成28年度「岡田賞」表彰式を開催
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己)は、平成28年9月29日(木)に本社において、今年度の「岡田賞」の表彰式を開催しました。
岡田賞は、明治から大正、昭和にかけて気象事業と地球物理学の発展に尽力し、気象庁の前身である中央気象台の第4代台長を務めた岡田武松氏の功績を記念し、その分野で多大な功績を残した優秀な研究者に対し、日本気象協会が毎年、受賞者の選考と授与を行っています。昭和50年に創設し、今回で40回目の表彰式となります。
今年度の受賞者と功績は下記のとおりです。
●平成28年度「岡田賞」受賞者
東京大学大気海洋研究所
新野 宏(にいの ひろし) 殿
●表彰理由:『長年にわたりわが国の気象学及び気象業務の発展に大きく寄与した功績』
長年にわたりメソスケール現象を中心とした研究に従事され、この分野の気象学の発展に貢献されました。その成果は数値予報、竜巻等突風災害対策等に反映されています。
また、平成28年5月までの約10年にわたって日本気象学会の理事長を務められ、わが国の気象学の発展と普及に大きく寄与されました。
さらに、平成27年には交通政策審議会気象分科会長として、提言「『新たなステージ』に対応した防災気象情報と観測・予測技術のあり方」を取りまとめられ、防災気象情報改善に大きく寄与されました。
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新野氏によるわが国の気象学の発展に対する貢献は極めて大きいものであり、その功績は誠に顕著です。そこで、平成28年度「岡田賞」を贈り、これまでのご功績をたたえるとともにますますのご活躍を祈念する次第です。
以上 |