2018年のお盆期間は厳しい暑さと「ゲリラ豪雨」に注意!
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、2018年のお盆期間(8月11日[土]頃から16日[木]頃)の天候に関する情報を発表します。
◇2018年のお盆期間の天気傾向 ●北日本では天気は数日おきに変わる ●関東を中心に湿った空気や上空の寒気の影響による局地的大雨、いわゆる「ゲリラ豪雨」※に注意 ●全国的に気温は平年並み以上となるため熱中症と体調管理に十分な注意を |
![]() |
お盆期間は、関東から九州にかけては晴れの日が多く、西日本を中心に厳しい暑さとなるでしょう。暑さに対して体調管理に注意が必要です。特に、高齢者は熱中症に十分警戒してください。なお、東日本では、関東を中心に湿った空気や上空の寒気の影響を受けやすいため、午後は大気の状態が不安定となってゲリラ豪雨が多くなる見込みです。急な激しい雨、落雷、突風、河川の急な増水にご注意ください。また、平成30年7月豪雨で被害を受けた地域も厳しい暑さとなる見込みです。被災者の方、ボランティアの方は、屋外はもちろん、屋内でも熱中症対策として水分と休憩を十分お取りください。
北海道や東北太平洋側は、気圧の谷や湿った空気の影響で天気は周期的に変わりますが、東北日本海側は湿った空気の影響を受け難く晴れの日が多い見込みです。気温は平年並みでしょう。
奄美・沖縄では、高気圧に覆われて晴れる日が多く気温は平年並みでしょう。
ゲリラ豪雨の予想は難しいものです。レジャーの際は、スマートフォンなどで雨雲の様子を確認し、もし、黒い雲に覆われたら早急に安全な場所へ避難しましょう。
また、統計的に8月は1年を通じて台風の発生数が最も多い月です。台風が離れていても高波や大雨の恐れがあるため、海のレジャーの際は最新の台風情報をチェックしましょう。
【各地域の天候のポイント】
◇北海道・東北(北日本)
・気圧の谷や湿った空気の影響で天気は数日おきに変わる
・東北日本海側は湿った空気の影響が少なく晴れる日が多い
・気温は平年並み
◇関東~九州(東・西日本)
・西日本を中心に気温が高く、猛暑日や熱帯夜となる日が多いため、体調管理に十分な注意を
・ゲリラ豪雨などの急な激しい雨、落雷、突風、河川の急な増水に注意が必要
・海のレジャーは必ず台風情報をチェック
◇奄美・沖縄(南西諸島)
・夏の高気圧に覆われ晴れて暑い日が多い
・台風情報に注意を
本情報は2018年7月31日時点の予測資料から作成したものです。最新の気象情報は日本気象協会の天気予報専門メディア「tenki.jp」https://tenki.jp/ でご確認ください。 |
※ゲリラ豪雨は一般に「局地的大雨」と呼ばれ、ごく狭い範囲で短時間に非常に強い雨が降ることを指します。
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】2018年お盆の天気傾向_