日本気象協会、名古屋工業大学ソーラーカー部を日射量推定・予測情報で支援 ~「ソーラーカーレース鈴鹿2018」OLYMPIAクラスで優勝!~
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)が支援している名古屋工業大学ソーラーカー部は、「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2018」のOLYMPIAクラスで優勝しました。
「FIA Electric & New Energy Championship ソーラーカーレース鈴鹿2018」は、2018年8月3日(金)・4日(土)に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で行われた国内最高峰のソーラーカーレースの大会です。名古屋工業大学ソーラーカー部は、本大会の5時間耐久レースに出場し、同部として本大会過去最高となるOLYMPIAクラス優勝、総合3位を獲得されました。日本気象協会は、レースの戦略・走行計画策定のため、2018年6月から支援を開始し、独自の日射量推定・予測情報を提供しています。
名古屋工業大学ソーラーカー部との集合写真 |
5時間耐久レースで走行する名古屋工業大学ソーラーカー部の「HorizonZ」 |
日本気象協会 ソーラーカーレース支援チーム |
(鈴鹿サーキット・三重県鈴鹿市、2018年8月4日撮影)
ソーラーカーは、太陽エネルギーのみで走る、いわば「究極のエコカー」です。しかし、天候の変化に伴って日射量が変動するため、車体が受けるエネルギー量は一定ではありません。したがって、ソーラーカーレースには細やかな走行計画・戦略策定が必要となります。名古屋工業大学ソーラーカー部は、日本気象協会の日射量推定・予測情報をソーラーカーレースに活用することにより、天候や時間帯別の気象条件も織り込んだレースマネジメントが可能となりました。
日本気象協会は、気象情報を通じてソーラーカーレースをはじめとしたスポーツ全般を支援し、「気象×スポーツ」の取り組みを今後も積極的に推進していきます。
■日本気象協会の支援内容
(1)戦略策定支援情報
独自気象モデルを活用し、レース当日の予測日射量を30分単位で提供するものです。
レース当日の戦略策定のため、前々日~当日に発表しました。
【関連サービス】http://www.jwa.or.jp/service-business/service/28.html
(2)レース支援情報
ひまわり8号の衛星データを活用し、直近1時間の推定日射量および3時間先までの予測日射量を5分ごとに提供するものです。
レース中の支援情報として、10分ごとに発表しました。
【関連サービス】http://www.jwa.or.jp/service-business/service/798.html
http://www.jwa.or.jp/service-business/service/797.html
■名古屋工業大学ソーラーカー部 公式ウェブサイト
http://solar-car.club.nitech.ac.jp/index.html
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会からのお知らせ】名工大ソーラーカー部支援_