JR東日本から「車両疎開判断支援システム」導入への貢献に関して 感謝状をいただきました
News
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、2021年1月13日(水)、東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)鉄道事業本部から感謝状をいただきましたことをお知らせします。
感謝状に関する内容
2019年台風第19号による大雨では、北陸新幹線の車両基地が浸水して多くの車両が廃車となるなど、甚大な被害が発生しました。これを受けてJR東日本は、河川流域における予測雨量から河川水位の上昇を予想し、車両の避難を判断する「車両疎開判断支援システム」を開発しました。
車両疎開判断支援システムの開発に際し、日本気象協会は過去の洪水事例に対する地域ごとの予測雨量の精度検証や、流域雨量指数、河川水位データの分析を行い、システム導入に向けた技術的検討を行うための資料を提供しました。
この活動に対して、JR東日本から「高い技術力で安全性向上に大きく貢献した」との評価とともに今回、感謝状をいただきました。


<日本気象協会から>
近年、勢力の強い台風や前線に伴う線状降水帯による大雨など、過去に例を見ない水災害が毎年のように発生しています。日本気象協会は、独自の気象解析・予測技術を用いた気象情報の提供を長年にわたり実施してきました。今回の取組みでは、これらの技術やノウハウを生かすことで、お客さまのご要望に沿ったデータの分析・検討が実施できたと考えております。
これらの取組みを高く評価いただき、感謝状をいただけましたことは、この上なく光栄に感じております。業務を担当した職員に対し、更なる技術研鑽への励みともなります。今後も技術力を磨きながら、引き続きお客さまの声を聞き、さまざまな分野で貢献できますよう、努めてまいります。
日本気象協会事業本部 社会・防災事業部長 寺谷 拓治
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会お知らせ】JR東日本から「車両疎開判断支援システム」導入への貢献に関して感謝状をいただきました