JR東日本から「レーダー雨量監視システム等」導入への貢献に関して 感謝状をいただきました
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、2021年1月29日(金)、東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)新幹線統括本部から感謝状をいただきましたことをお知らせします。
感謝状に関する内容
2019年台風第19号に伴う大雨により、JR東日本管内では車両浸水などの甚大な被害を受けました。同大雨や昨今の異常気象を踏まえ、JR東日本は新幹線の運行に関して全線の降雨状況を把握することとし、新幹線区間の雨量データの監視および、雨量が一定の閾値を超えた場合に即時に通知し、列車の運転を規制して安全確認を実施するための「レーダー雨量監視システム」を新たに開発しました。同システムは実際のオペレーションで運用され、その有効性が確認されました。
レーダー雨量監視システムの開発に際し、日本気象協会は大雨時の列車の安全を確保するための運転規制に関わるオペレーションを考慮したシステムの導入を支援しました。
これらの取り組みに対し、JR東日本から「降雨情報把握を目的としたシステム・環境を短期間で整備・運用開始し、新幹線の安全性の向上に大きく貢献した」との評価とともに今回、感謝状をいただきました。


向かって左から、JR東日本 常務執行役員 川合正敏様、日本気象協会 常務理事 事業本部長 辻󠄀本浩史
<日本気象協会から>
近年、勢力の強い台風や局地的短時間豪雨など、過去に例を見ない大雨による災害が毎年のように発生しています。日本気象協会は、独自の気象解析技術を用いた気象情報の提供を長年にわたり実施してきました。今回の取組みでは、これらの技術やノウハウを活用し、お客さまの現場オペレーションを理解した上で取り組んだことにより、ご要望に沿ったデータ解析・システム導入が実施できたと考えております。
これらの取組みを高く評価いただき、感謝状を授与いただきましたことは、この上なく光栄に感じております。業務を担当した職員に対しても、更なる技術研鑽への励みともなります。今後も技術力を磨きながら、引き続きお客さまの声を聞き、インフラの維持・保全等の分野等で貢献できるよう、努めてまいります。
日本気象協会事業本部 社会・防災事業部長 寺谷 拓治
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会お知らせ】JR東日本新幹線設備部から感謝状をいただきました_