微気圧振動(インフラサウンド)観測データ提供ネットワークにて 新たに国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の観測データも公開
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、公開している大気中の微小な気圧振動(インフラサウンド、以下「微気圧振動」)(注1)の観測データネットワーク『インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク』にてあらたに6月18日(金)から、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の観測データも公開します。
『インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク』について
「インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク」は、2021年3月30日(火)から日本気象協会が無償公開している、微気圧振動観測データの公開サイトです。
- 「インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク」URL
http://micos-sc.jwa.or.jp/infrasound-net/
日本気象協会や他の研究機関による微気圧振動観測データをWINフォーマット形式(注2)やCSV形式にて閲覧者へ提供しています。観測データの期間は過去2年間分、観測地点は岩手県(大船渡中学校、末崎中学校、綾里中学校)、三重県(南伊勢高校南勢校舎、志摩高校、水産高校)、統計数理研究所/東大地震研(潮岬、菅平)となっています。
今回、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)から、宮城県仙台市の「レジリエントICT研究センター」にて観測している微気圧振動データを新たに公開いただくこととなりました。
微気圧振動の観測データを利用することで今後、以下のような事業での技術向上に役立てていただくことができます。
・雪崩監視技術向上の検討
・地すべり監視技術向上の検討
・雷/竜巻監視技術向上の検討
日本気象協会では今後も、研究者がデータを共有することで微気圧振動研究推進や活用推進の一助となるよう『インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク』の充実を目指していきます。
○微気圧振動へのお問い合わせ(法人向け)
日本気象協会 社会・防災事業部 営業課
Tel:03-5958-8143 Mail:eigyou_bosai@jwa.or.jp *報道関係の方は日本気象協会 広報室までお問い合わせください。
注1
0.1ヘクトパスカルに満たない微小な気圧の変動のこと 0.1ヘクトパスカルは9.86923267 × 10^-5 気圧
注2
東京大学地震研究所で開発した多チャネル地震波形データ処理システム「WIN システム」にて使用されるデータ形式
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会からのお知らせ】 インフラサウンド_NICTの観測データも公開