国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所から優良業務表彰、優秀技術者表彰を受けました
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一般財団法人 日本気象協会北海道支社は2021年7月27日(火)、国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所から優良業務表彰ならびに優秀技術者表彰をいただきましたのでお知らせします。
表彰の内容
○表彰の項目について
令和3年度国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所 優良業務表彰、優秀技術者表彰
○受賞業務名について
冬期路面予測手法の高度化に関する調査検討業務
○受賞者名、技術者名
受賞者:一般財団法人日本気象協会北海道支社(優良業務表彰)
技術者:安藤 真一(優秀技術者表彰)


(写真中央)日本気象協会北海道支社 支社長 川上俊一
(写真右) 日本気象協会北海道支社 事業サービス課(管理技術者)安藤真一
表彰の対象となった業務は、『冬期道路マネジメントシステム(※1)』を構成するサブシステムの一つである『冬期路面管理支援システム』について、路面雪氷状態予測モデルを改良し予測精度向上を図ることを目的に実施したものです。
これまでの熱・水分収支法による路面状態推定モデル(特許第4742388号※2)に、国道に展開されている既設CCTV画像から路面状態を自動で判別し、その結果を推定モデルの初期条件に取込むことによる予測精度向上の可能性について検討を行いました。
日本気象協会北海道支社が既設CCTV画像のAI分析値をリアルタイムに取込むよう予測モデルを高度化することで、一定の予測精度向上とシステムの有効性が向上することを示すことができました。この内容について今回、国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所から表彰をいただきました。
<日本気象協会から>
気象予測情報および路面状態予測情報を提供する『冬期路面管理支援システム』は、日本気象協会が委託を受けて開発・運用してきたものであり、2005年の情報提供開始以降長年にわたり北海道の冬期道路管理に活用していただいています。今回、表彰の対象となった業務では、既設CCTV画像のAI分析値をリアルタイムに取込むよう予測モデルを高度化することで一定の予測精度向上が確認されました。この取組みについて高く評価いただき、このように表彰いただけたことは、この上なく光栄に感じております。また、業務を担当した職員に対し、さらなる技術研鑽への励みともなります。
今後も北海道の冬期道路管理を気象分野から支えるための技術力を磨きながら、各種分野で貢献できるよう努めてまいります。
一般財団法人 日本気象協会北海道支社長 川上 俊一
一般財団法人 日本気象協会北海道支社 事業サービス課 安藤 真一
※1:冬期道路マネジメントシステム
『冬期道路マネジメントシステム』は、国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所が運用する冬期間における安全かつ円滑な道路交通機能を確保するために、道路管理者向けの気象予測情報、路面状態予測情報および路面のモニタリング情報などを総合的に提供するシステムです。
※2:特許第4742388号
固定観測点及び路線における路面状態推定システム
登録日:平成23年(2011年)5月20日
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会からのお知らせ】 北海道支社_寒地土木研から表彰