日本気象協会 「Weather Data API」グローバルデータ提供を開始 ~長期予報や過去平均値を活用し、海外地域の需要分析や予測の構築が可能に~
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、高精度な気象データをAPI形式で提供する「Weather Data API(以下、本サービス)」にて世界196か国の任意地点の天気、気温、降水量などのさまざまな気象データを取得できる「グローバルデータ(以下、Global)」の提供を、2022年6月27日(月)から開始します。
本サービスを利用することで、日本と海外の気象データを継続的、網羅的に取得できます。また120時間(5日間)予報や8週間先の長期予報など、これまで本サービスでは取得ができなかった気象データを新たに提供開始します。日本気象協会は本サービスの提供を通じて、国内外のビジネスの活性化を「気象データ活用企業」として支援していきます。

本サービスでは国内、海外の気象データをAPIで提供します。海外気象機関の気象予測や世界の気象データを収集し解析することで、さまざまな地域の気候に適応した高精度な天気予報のアルゴリズムを開発しました。なお本サービスは、インターネットでのお申込みにより即日利用が可能です。※1
日本気象協会が推進する「eco×ロジ」プロジェクトでは、これまでも社会課題解決のために商品需要予測事業、食品ロス削減、CPFR※2等の取り組みを行ってきました。気象は、あらゆる産業において企業の経営全般、販売・製造・配送計画などに影響を与えています。国内外の気象データを活用いただくことで、企業が保有する海外拠点における原材料供給・生産計画や、販売計画を効率的に設計することが可能となります。また近年では気象予測データと自社の海外拠点が持つあらゆるデータを解析することで、グローバル規模での需要予測を開発しビジネスへ利用する動きがあります。本サービスは、気象データを利用した指数開発や需要予測の開発にご活用いただけます。
日本気象協会は「気象データ活用企業」として、企業の皆さまとともに、さまざまな社会課題を解決するための活動を続けます。
※1 インターネットからクレジットカード決済で申し込みの場合、即日利用可能(海外発行のクレジットカードは利用できません)。
※2 CPFRとは、Collaborative Planning, Forecasting and Replenishmentの略で、メーカー(製)、配送事業者・卸(配)、小売り(販)が相互に協力して、「商品の企画・販売計画」「需要予測」「在庫補充」を協働して行い、欠品防止と在庫削減を両立させることを目指す取り組みのこと。
■主な特徴
- 日本気象協会独自の精度の高い予測
- 2018年以降の過去実況値~8週先の予測が取得できる
- 過去平均値(1993~2016年の平均値)を取得でき、平均的な気象との差を把握しやすい
- 時間別の予測は120時間先まで、日別の予測は14日先まで(プランによる)
- 利用用途に応じたプランを選択可能
- 支払いは銀行振り込み/クレジットカードから選択可能(海外発行のクレジットカードは利用できません)
■本サービス推奨ユーザー
- データ分析、予測モデル等を構築するAIベンダー
- 気象データを取得し、保有予測システムと掛け合わせて需要予測の精度向上を行うデータサイエンティスト・アナリスト
- MaaS/モビリティ等、気象データを活用し交通の最適化を行う事業者
- マーケティング・アドテクソリューション提供事業者
- 気象データを使用するWEBサイト・アプリ等の開発ベンダー
- 気象を活用した新たなサービス開発を目指す方
- 海外展開をすでに行っている、または予定されている事業者
■サービス紹介サイト
https://ecologi-jwa.jp/service/weather_api/




PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】日本気象協会 「Weather Data API」グローバルデータ提供を開始