水資源機構 中部支社から優良業務表彰と優秀技術者表彰を受けました
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一般財団法人 日本気象協会は2022年7月15日(金)、独立行政法人水資源機構 中部支社から優良業務表彰と優秀技術者表彰を受けましたのでお知らせします。
表彰の内容
<優良業務表彰、優秀技術者表彰>
受賞業務名称 : 中部管内気象予測検証業務
受賞優秀技術者 : 道広 有理
※本表彰は、令和3年度に完了した水資源機構中部支社発注業務の中で、特に優れた成績を収めた企業および技術者に与えられるものです
表彰対象となった業務は、木曽川水系および豊川水系区域における各施設管理の迅速な防災態勢の発令、的確な施設操作などに資することを目的として、必要な気象予測情報や地震情報等を提供するものです。
本業務期間中では令和元年東日本台風、令和2年7月豪雨などの大雨・洪水事例が頻発しました。日本気象協会は、独自技術による台風アンサンブル予測や大雨確率分布図などにより、大雨発生の5日以上前から警戒情報を提供しました。また気象庁ガイダンス予測をAI技術によって独自加工することで、精度が高く高解像度な予測データを提供するとともに、24時間体制で気象予報士がコンサルティング対応するなど、適切な気象情報・支援情報を安定的に提供しました。気象情報の提供を通じてダムや堰(せき)などの施設管理に大きく貢献したことを評価され、このたび、表彰をいただきました。


<日本気象協会から>
近年、勢力の強い台風や前線に伴う豪雨や暴風など、異常気象が頻発する中で、日本気象協会は、独自の降雨流出解析・予測技術を活用した気象情報を提供することで、水資源機構中部支社の防災対応を長年にわたり支援してきました。今回表彰の対象となった業務では、気象講習会の開催や事務所へのヒアリングなどを通じて意見交換を積極的に行ったことで、気象情報の活用に対する理解が相互に深まったものと感じています。
事前放流ガイドラインが策定されるなど、ダム・堰(せき)などの水工施設への期待や要求が増しており、気象予測情報が果たす役割は非常に重要だと感じています。このような表彰をいただけたことは、この上なく光栄に感じるとともに、業務を担当した職員にとっては、さらなる技術研鑽への励みともなります。
今後も技術力を磨きながら、引き続きお客様の声を聞き、様々な分野で貢献できますよう、努めてまいります。
一般財団法人 日本気象協会 中部支社 支社長 坂井紀之
一般財団法人 日本気象協会 関西支社 社会・防災事業課 道広有理