日本気象協会、「空の移動革命に向けた官民協議会」に参画
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、2023年3月31日(金)に行われた第9回「空の移動革命に向けた官民協議会」から、同協議会に構成員として参画しましたのでお知らせします。
「空飛ぶクルマ」は、自動かつ低高度を飛行し、垂直離着陸する次世代エアモビリティとして、世界各国で社会実装に向けた開発や取り組みが進められています。具体的には、都市部や山間部における短距離~中距離の人の移動や物資輸送、災害時の救急搬送などでの活用も想定されています。これらの活用シーンで安全かつ高頻度・高密度な運航を実現するために、気象情報は重要な役割を担います。
日本気象協会では同じく次世代エアモビリティとされる「ドローン」に関して、2014年から気象観測ドローンの開発に携わり、2017年からはNEDO DRESSプロジェクト(注)に参画し、ドローン向け気象情報の開発や運航管理機能へ気象情報を連携するための情報提供機能(SDSP)の開発、地理空間情報データモデルの国際標準化などを進めてきました。
日本気象協会は、ドローン分野で活用を進めてきた気象情報に関する知見を生かして、「空飛ぶクルマ」の安全運航を支える気象情報の技術開発や制度設計に取り組んでいきます。今後は「空の移動革命に向けた官民協議会」の構成員として運航事業者や離発着場の事業者をはじめ、多くの事業者と協力することにより、「空飛ぶクルマ」市場の拡大に貢献していきます。
■「空の移動革命に向けた官民協議会」の概要
・設立 :2018年8月29日
・事務局 :経済産業省 製造産業局
国土交通省 航空局
・関連資料:経済産業省「空の移動革命に向けた官民協議会」
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/index.html
国土交通省「空の移動革命に向けた官民協議会」
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk2_000007.html
・新規構成員としてのプレゼンテーション資料:
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/009.html
https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk10_000086.html
(注):ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト(DRESSプロジェクト)
物流、インフラ点検、災害対応等の分野で活用できる無人航空機およびロボットの開発を促進するとともに、社会実装するためのシステム構築および飛行試験等を実施したプロジェクト。日本気象協会の主な取り組み事項は以下のとおり。
・2017年度~2019年度
ドローン向け気象情報提供機能の研究開発
ドローン向けの気象情報の開発、情報提供機能の開発、気象観測用ドローンの開発
・2020年度~2021年度
地域特性を考慮したドローン気象情報提供機能の研究開発
ドローン向け気象予測、情報提供機能の改良と拡張、国際標準化の推進
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】空の移動革命に向けた官民協議会に参画_