大雪・吹雪疑似体験学習アトラクション『FUBUKI』(フブキ)を開発 ~「雪氷楽会 in 長岡」で公開します~
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は、公益事業の一環として、AR技術の活用により吹雪時の視程障害を疑似体験できる大雪・吹雪疑似体験学習アトラクション『FUBUKI』(フブキ)を開発しました。今後、日本気象協会は雪氷研究大会(2024・長岡)初日の2024年9月16日(月・祝)午後に開催される「雪氷楽会 in 長岡」にて『FUBUKI』を公開します。
積雪寒冷地では猛吹雪による事故や災害が毎冬相次いで発生しています。猛吹雪を体感したことが無い人、特に雪の少ない地域に住む人々が雪による視程障害に見舞われた状況を想像することは難しく、実際に吹雪に見舞われた時の行動には多くの不安があります。日本気象協会では大雪や暴風雪の疑似体験を通して、雪による災害の危険性を子どもから大人まで多くの方々に体感していただくため『FUBUKI』を開発しました。
■『FUBUKI』による疑似体験の方法
『FUBUKI』の疑似体験は前方カメラで撮影した体験者をモニターに投影して行います。投影画像は体験者の画像に降雪や吹雪のCG動画を合成し、AR技術によりあたかも降雪や吹雪の中に体験者がいるように感じることができます。映像には、時々刻々と変化する降雪強度、風速、視程の値を表示して、降雪や吹雪の強弱による視程障害の様子が簡単に理解できるようにしました。さらに、その気象状況や視程障害時の注意事項を字幕(日本語、英語)と音声で解説しています。
■疑似体験の構成と視程や吹きだまりの再現について
『FUBUKI』による大雪・吹雪の疑似体験は次の3パターンの視程障害で、疑似体験時間は合計で4分弱となっています。
① 降雪による視程障害(風が弱く降雪強度が次第に増す)
② 風雪による視程障害(一定の降雪があり風が次第に強くなる)
③ 地吹雪による視程障害(降雪がなく風が次第に強くなる)
①~②では降雪とともに足元の積雪深が増し、③では地吹雪による吹きだまりの成長が視覚的にわかるようにCG動画で表現しています。
■「雪氷楽会 in 長岡」開催案内 (参加費無料 申し込み不要)
○公式HP :https://sites.google.com/view/2024jcsir/雪氷楽会
○開催日時:2024年9月16日(月・祝) 12:00~16:00
○開催場所:シティホールプラザ アオーレ長岡(新潟県長岡市大手通1丁目4番地10)
PDFダウンロード:【日本気象協会からのお知らせ】大雪・吹雪疑似体験学習アトラクション『FUBUKI』(フブキ)を開発_