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2025年桜開花・満開予想(第5回)
まもなくお花見シーズン到来 来週は一気に30地点以上※で開花か

2025.03.19

プレスリリース

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は、日本全国84地点の桜の開花・満開予想(第5回)を、2025年3月19日(水)に発表します。

2025年桜開花・満開予想(第5回)のポイント

・今年の桜の開花トップは宮崎3月23日、満開トップは東京3月29日の予想(いずれも気象台の標本木)

・3月23日の週は、九州から関東にかけての広い範囲で続々と桜が開花する見込み

・桜の満開は、西日本でおおむね平年並み、東日本と北日本は平年並みか早い

※気象台の標本木と、日本気象協会の独自地点を含みます。

また、次回の桜開花・満開予想(第6回)は2025年3月26日(水)に行います。3月20日(木)から3月25日(火)までの間に予想日の変更があった場合は随時、天気予報専門メディア『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜の開花予想ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にてお知らせします。桜開花・満開の最新の予想情報は『tenki.jp』にて確認ください。

開花予想前線図

開花予想前線図

開花の傾向

2025年の桜の開花は、西日本では平年並みか遅く、東日本と北日本は平年並みか早い所が多いでしょう。
今年の開花は、日本気象協会の独自地点では宇和島がトップで3月21日に、気象台の標本木では宮崎がトップで3月23日に開花する見込みです。3月末までに九州から関東と東北南部の広い範囲で開花し、長野や北陸では4月上旬に開花する所が多いでしょう。4月中旬には東北北部で開花が進み、4月下旬には桜前線は北海道へ到達する見込みです。

満開の傾向

2025年の桜の満開は、西日本でおおむね平年並み、東日本と北日本は平年並みか早いでしょう。
満開トップは東京で、3月29日の見込みです。九州から東北南部では、3月終わりごろから4月上旬に満開を迎える所が多いでしょう。東北北部は4月中旬から下旬に満開を迎え、北海道は大型連休のころには、多くの所で満開の桜を楽しめる見込みです。

【言葉の説明】
平年:1991~2020年の平均値

かなり早い :平年よりも7日以上早い
早い    :平年よりも3日から6日早い
平年並   :平年との差が2日以内
遅い    :平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い :平年よりも7日以上遅い

 

 

参考資料

桜開花予想に関するよくあるご質問

A

以下の日程を予定しています。1月、2月中は開花予想日のみを発表し、3月以降は開花予想日と満開予想日を発表します。

第 1回 1月29日(水)

第 2回 2月26日(水)

第 3回 3月 5日(水)

第 4回 3月12日(水)

第 5回 3月19日(水)

第 6回 3月26日(水)

第 7回 4月 2日(水)

第 8回 4月 9日(水)

第 9回 4月16日(水)

第10回 4月23日(水)

第11回 4月30日(水)

 

A

気象庁の観測基準と同じです。開花日は標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日、満開日は標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日です。

A

1月は49地点、2月は53地点、3月以降は全国で約80地点の予想を発表します。予想地点は、各地気象台が観測する標本木53地点と自治体・公園などの協力機関から観測データを得られる約30地点となります。

A

花芽(はなめ)の生育過程に大きな影響を与える「秋以降の気温経過」に重点を置いた、独自の予測式を用いて開花予想を行っています。各地気象台の標本木や公園などの協力機関による正確な観測データを重視した、気象学的根拠に基づいた予想を出しているのが特徴です。
日本気象協会は2007年から桜の開花予想を実施しており、今年で19年目の取り組みです。

A

以下データを使用しています。

① 前年秋から予想作業日前までの気温観測値
② 予想作業日から開花時期までの気温予測値(日本気象協会ポイント予報および長期予報)

桜の開花時期には、前年の秋から春にかけての気温が大きく影響します。桜の花芽は前年の夏に形成され、その後、休眠に入ります。冬になって一定期間の低温にさらされると、花芽は休眠から覚めます(休眠打破)。休眠から覚めた後は、気温の上昇とともに生長し開花しますが、気温が高いほど花芽の生長が早く進み、開花が早まると考えられています。

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