東日本高速道路株式会社新潟支社から 優秀業務表彰(支社長表彰)を受けました
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一般財団法人 日本気象協会は2025年6月20日(金)、東日本高速道路株式会社新潟支社(以降、NEXCO東日本新潟支社)から優秀業務表彰(支社長表彰)を受けましたのでお知らせします。
表彰の内容
【表彰項目】
<優秀業務表彰(支社長表彰)>
受賞業務 : 令和3年度 新潟支社管内気象予測業務
受賞者 : 一般財団法人 日本気象協会 新潟支店


表彰対象となった業務は、NEXCO東日本新潟支社の高速道路管理における適時適切な体制判断を支援するために、独自の気象解析・予測技術を活用した、降雨予測や雪氷予測情報を提供するものです。
本業務期間中は、強い冬型の気圧配置やJPCZに伴う大雪などが頻発し、管内に大きな影響をおよぼしました。
これらの事象に対し日本気象協会新潟支店では、
① 防災・雪氷タイムラインを踏まえた適切な気象情報・体制判断支援情報の提供
② 気象予報士の増員による気象監視体制の強化
③ NEXCO東日本新潟支社への気象予報士の派遣による今後の気象の見通し
などの直接的な活動により、NEXCO東日本新潟支社の迅速・的確な意思決定を支援し、効果的な道路維持管理業務に貢献することができました。
また、新たなチャレンジとして、大雪時に物流事業者が安全・円滑な輸配送計画(行動変容)を効果的に行うための情報提供のありかたを検討する実証実験を、物流事業者、NEXCO東日本新潟支社および当協会で実施し、道路情報と気象情報をリアルタイムかつ一元的に提供することが物流事業者の行動変容に有効であることを確かめました。
これらの取り組みが評価され、このたびNEXCO東日本新潟支社から表彰をいただきました。
<日本気象協会から>
近年、台風や前線に伴う集中豪雨や冬期の豪雪など、災害をもたらす極端な気象が頻発する中で、日本気象協会は、気象予測の高度化に日々取り組み、独自の気象解析・予測技術を活用した気象情報を提供することで、NEXCO東日本新潟支社の適切な防災・雪氷対応を支援してまいりました。
また、災害発生が予想される際には適時・迅速な情報提供を行うために体制を増強したり、大雪時には当協会新潟支店から防災対策室に気象予報士を派遣し、気象の見通しを直接的に解説したりすることで、通行止めの実施などの重要な判断を支援するなど、コミュニケーション強化に取組みました。
さらに、物流事業者、NEXCO東日本新潟支社および当協会による実証実験では、気象情報と道路情報の一元的な提供により、物流事業者が具体的に行動変容を行う事例が得られるなどの新たな知見を得ることができました。
これらの取り組みを高く評価いただき、優秀業務表彰(支社長表彰)をいただいたことに御礼を申し上げるとともに、今後もお客さまの声に真摯に耳を傾け技術研鑽を重ねることで、道路利用者の安全・安心につながる的確な気象情報を提供し、貢献できるよう努めてまいります。
日本気象協会 執行役員 社会・防災事業部 部長 小玉 亮
以上