風力信頼区間幅予測サービス
Services
予測値の信頼度を示す「信頼区間幅」の情報により、予測の上振れ・下振れリスクを考慮した風力発電計画作成を支援します。
「風力信頼区間幅予測」は、風力発電出力予測サービス「SYNFOS-wind 」の風速と風力発電出力の予測値に、それら予測値の信頼度を示す「信頼区間幅」の情報を付加して提供するサービスです。アンサンブル予測(※1)による複数の予測モデルのばらつきをもとに、気象状況に応じた信頼区間幅を算出します。
信頼区間幅の大小により予測値の確からしさが把握できるため、予測値の上振れリスク(予測値に対して実績値が上振れし、供給過剰となるリスク)・下振れリスク(予測値に対して実績値が下振れし、供給不足となるリスク)を考慮した適切な発電計画の作成にお役立ていただけます。

対象地点:国内の風況観測地点
サービス内容
サービス内容は以下のとおりです。風力信頼区間幅予測は、風力発電出力予測サービス「SYNFOS-wind 」の出力結果に付加することができます。

特徴
・「SYNFOS-wind 」の風速と風力発電出力の予測値に信頼区間幅の情報を付加
・30分ごとの信頼区間幅を78時間先まで予測
・風向風速、風力発電出力の過去実績値を開示いただくことで、対象地点に特化した予測式を設定
・ご提供する信頼区間幅予測の信頼水準はお客さまごとに設定可能
用途
・予測値の上振れリスク、下振れリスクを考慮した電力発電計画の作成支援
・一般送配電事業者による需給調整市場を介した調整力の確保支援
・小売電気事業者による電力調達計画の作成支援
・風力発電事業者や発電バランシンググループ、再エネアグリゲーターなどによる発電販売計画の作成支援
・蓄電池併設型ウィンドファームでの充放電計画の作成支援
・電力市場にインパクトを与える需給ひっ迫リスクを早期把握するための基礎情報
※「SYNFOS」は日本気象協会の登録商標(登録第4935276号)です。
関連ニュース
・日本気象協会、「風力信頼区間幅予測サービス」を新たに提供開始 ~予測の上振れ・下振れリスクを考慮した発電計画作成を支援~(2025/04/15日本気象協会ニュースリリース)
https://www.jwa.or.jp/news/2025/04/26690/
関連サービス
風力発電出力予測サービス 「SYNFOS-wind」
https://www.jwa.or.jp/service/energy-management/wind-power-02/
(※1):アンサンブル予測
わずかに異なる大気の状態(初期値)から多数の予測を行い、その平均やばらつきの程度といった統計的な性質から、最も起こりやすい現象を予測する手法。