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ニュースリリース・日本気象協会からのお知らせ

ニュースリリース

2019.04.04

2019年桜開花予想(第7回) 新学期は桜の中でスタート! 暖かい週末はお花見日和に

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、日本全国92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、および日本三大桜3地点)の開花予想日(第7回)を2019年4月4日(木)に発表します。

     ◆寒の戻りの影響で、例年より見ごろが長く続いている地点が多い      
     ◆満開に向けて急加速 大阪・名古屋などで4月4日に満開
     ◆仙台や新潟から桜開花の便りがまもなく届きそう 

 
2019年桜開花予想前線図 

                     sakura_2019_04_04_jwa_34.jpg



■開花と満開の傾向

桜の開花前線は、先週に北陸や東北に到達したものの、2日は富山などで積雪を観測し、見ごろを迎えた桜に雪が積もる光景になりました。これから開花するところが多い信越や東北・北海道は、来週も寒の戻りが予想されますが、寒暖を繰り返しながらも4月中旬から下旬にかけては春らしく暖かい日が多くなるでしょう。3月の気温が高めに経過したこともあり、桜の開花は、信越と東北では平年より3~5日、北海道は平年より2日程度早いところが多いでしょう。

一方、今週は前半が花冷えとなり、桜の満開は足踏みしました。3日に満開となった長崎・広島は、開花からの日数が2週間近くかかるなど、西日本や東日本では開花から満開までの日数が例年より長くかかっているところが多くなっています。これから今週末にかけては花冷えが解消し、西日本や東日本は春本番の暖かさになるでしょう。4日には大阪、名古屋などで満開になり、今週末までには九州から近畿、東海や関東北部の多くのところから桜満開の便りが届く見込みです。学校の入学式や新学期は満開の桜のもとでのスタートとなりそうです。


■日本気象協会 長期予報(気温)

 ※1:桜の開花・満開に影響しない期間

気温

4月15日頃まで

4月15日以降

5月

北日本

平年並か低い

ほぼ平年並

平年並か高い

東日本

平年並か低い

---※1

---※1

西日本

平年並か低い

---※1

---※1

 

2019年 桜の予想開花日・満開日(主な地点)

 

地点

予想開花日

平年開花日

昨年開花日

(2018年)

予想満開日

平年満開日

昨年満開日

(2018年)

福岡県

福岡市

(3月21日)

3月23日

3月19日

(3月29日)

4月1日

3月27日

香川県

高松市

(3月26日)

3月28日

3月24日

4月5日

4月5日

3月29日

広島県

広島市

(3月22日)

3月27日

3月22日

(4月3日)

4月4日

3月28日

大阪府

大阪市

(3月27日)

3月28日

3月20日

(4月4日)

4月5日

3月26日

愛知県

名古屋市

(3月22日)

3月26日

3月19日

(4月4日)

4月3日

3月27日

東京都

千代田区

(3月21日)

3月26日

3月17日

(3月27日)

4月3日

3月24日

長野県

長野市

4月10日

4月13日

4月2日

4月14日

4月17日

4月6日

富山県

富山市

(3月28日)

4月5日

3月27日

4月6日

4月10日

3月30日

新潟県

新潟市

4月6日

4月9日

4月3日

4月11日

4月14日

4月 5日

宮城県

仙台市

4月5日

4月11日

3月30日

4月13日

4月16日

4月 4日

北海道

札幌市

5月1日

5月3日

4月26日

5月6日

5月7日

4月29日


予想開花日、予想満開日の( )はすでに開花や満開になった地点です。

全92地点
の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、日本三大桜3地点)の予想開花日・予想満開日は、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜情報ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。

 

また、開花・満開の最新状況は同ページにて1日2回更新予定です。

■各地の気象予報士コメント

1.九州支社_松井渉.jpg

日本気象協会 九州支社(松井 渉)
九州の各地は次第に桜が満開を迎えているところが多くなっています。今週の寒の戻りの影響で、比較的ゆっくりと花が開いており、例年より長く桜の花を楽しめています。今週末は暖かく、お花見日和となりそうです。

2.四国支店_川越絵里子.png

日本気象協会 四国支店(川越 絵里子)
今週前半は4月としては強い冷え込みとなったところが多く、桜の歩みはゆっくりしたものとなっていましたが、週末にかけては暖かさが戻り、見ごろを迎えるところが多くなりそうです。週末は暖かな日差しのもとでお花見を楽しめるところが多くなるでしょう。

3.中国支店_筒井幸雄.jpg

日本気象協会 中国支店(筒井 幸雄)
先週までは寒の戻りの影響もあって、木によって開花の状況がまばらでした。しかし、気温が上がるとともに、開花のスピードが早まってきました。このあとは、ぽかぽか陽気の日が続くため、週末までには各地で満開を迎え、お花見日和の日が多くなる見込みです。

4.関西支社_真田知世.jpg

日本気象協会 関西支社(真田 知世)
先週の日曜日頃から季節が冬に逆戻りしてしまい、近畿地方の桜の開花はあまり進んでいません。しかし、この先は春の陽気が戻り、満開一直線になるでしょう。今週末は、京阪神を中心に満開の桜のもとでお花見を楽しめそうです。

5.中部支社_菅野彰太.jpg

日本気象協会 中部支社(菅野 彰太)
平野部は、多くのところで見ごろを迎えています。今週末にかけては春爛漫の陽気で、絶好のお花見日和になるでしょう。極端な冷え込みもないため夜桜見物も満喫できそうです。飛騨高山周辺の桜も、開花は高山祭に間に合う見込みです。

6.本社_猪股竜彦.jpg

日本気象協会 本社(猪股 竜彦)
関東南部では広い範囲で満開を迎え、北部の平野部も今週末までに満開を迎えるところが多いでしょう。関東各地の桜の名所では今週末は、天候に恵まれ暖かな日差しのもとでお花見が楽しめそうです。風の強く吹く日が多くなり散り始めるところがあるため、ぜひお花見は今週末に!

7.長野支店_濵中弘樹.jpg

日本気象協会 長野支店(濵中 弘樹)
長野県でも桜の開花前線が北上を始めています。ここ数日の花冷えの影響で、これから開花する地点は前回よりやや遅い予想に変わっていますが、すでに開花した地点では長く桜を楽しめそう。この週末にかけて、南部で見ごろ、中部で開花ラッシュになる見込みです。

8.北陸支店_瀬山滋.JPG

日本気象協会 北陸支店(瀬山 滋)
富山では4月としては13年ぶりに1センチ以上の積雪を観測するなど、今週の前半は冬に逆戻りしました。桜の花も凍える寒さで、開花は足踏みの状態でしたが、この先は春の陽気が戻り、一斉に開花しそうです。今週末には満開を迎えるところが多くなる見込みです。

9.新潟支店_今井梢.jpg

日本気象協会 新潟支店(今井 梢)
雪が降る寒の戻りに耐えて開花した高田公園では観桜会が始まり、新潟県内でもいよいよ桜の季節がやってきました。来週半ば頃には満開を迎える見込みですが、この先も春の変わりやすい天気が続くため、お花見は天気予報とにらめっこになりそうです。

10.東北支社_佐藤理恵子.jpg

日本気象協会 東北支社(佐藤 理恵子)
先週みちのく入りした桜前線は、寒気の影響で少し足踏みしました。向こう一週間はこの時期らしい気温の日が多く、来週には南部の桜は見ごろを迎え、北部では開花するところがあるでしょう。お花見は早めの計画がよさそうです。

11.北海道支社_田嶌恵.jpg

日本気象協会 北海道支社(田嶌 恵)
北海道はこれから4月中旬にかけて、すっきりしない天気で気温も上がりにくい日が多くなるため花芽の生長はゆっくりと進みます。ただ4月下旬からは平年並みの暖かさが戻ってくるため生長は順調に進みそうです。各地の開花は平年並みで、桜前線は4月の終わりには北海道へ上陸するでしょう。



  日本全国92地点の桜(ソメイヨシノほか)の開花・満開予想以外にも、「日本三大桜」と呼ばれている福島県の「三春滝桜」(みはるたきざくら:ベニシダレザクラ)、山梨県の「山高神代桜」(やまたかじんだいさくら:エドヒガンザクラ)、岐阜県の「根尾谷 淡墨桜」(ねおだに うすずみざくら:エドヒガンザクラ)の開花予想を『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜情報ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。


【言葉の説明】
平年:1981~2010年の平均値

かなり早い             :平年より7日以上早い
早い                      :平年より3日から6日早い
平年並                   :平年との差が2日以内
遅い                      :平年より3日から6日遅い
かなり遅い             :平年より7日以上遅い

         
190403_sendai_sakura.jpg   190404_takamatsu_sakura.jpg   190403_nagoya_sakura.jpg

仙台(気象台)の標本木
(4月3日撮影)

 

高松(栗林公園)の標本木
(4月4日撮影)

 

名古屋(名城公園)の桜
(4月3日撮影)




参考資料
桜開花予想に関するよくあるご質問

Q1:桜開花予想の報道発表のスケジュールは?
A1:第1回は2月7日(木)、第2回は2月21日(木)、第3回以降は3月から4月下旬まで毎週木曜日(3月20日のみ水曜日)に発表を予定しています。 2月中は予想開花日のみを発表し、3月以降は予想開花日と予想満開日を発表します。

Q2:開花日・満開日の基準は?
A2:気象庁の観測基準と同じです。開花日は標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日、満開日は標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日です。

Q3:予想する地点数は?
A3:2月中は51地点、3月以降は全国で92地点の予想を発表します。予想地点92地点は、各地気象台が観測する標本木53地点と自治体・公園などの協力機関から観測データを得られる36地点、および日本三大桜の3地点となります。

Q4:日本気象協会の桜開花予想の手法・特徴は?
A4:花芽(はなめ)の生育過程に大きな影響を与える「秋以降の気温経過」に重点を置いた、独自の予測式を用いて開花予想を行っています。各地気象台の標本木や公園などの協力機関による正確な観測データを重視した、気象学的根拠に基づいた予想を出しているのが特徴です。
2007年から桜の開花予想を実施しており、今年で13年目の取り組みです。

Q5:開花予想に使うデータは?
A5:以下データを使用しています。
①    前年秋から予想作業日前までの気温観測値
②    予想作業日から開花時期までの気温予測値(日本気象協会ポイント予報および長期予報)

桜の開花時期には、前年の秋から春にかけての気温が大きく影響します。桜の花芽は前年の夏に形成され、その後、休眠に入ります。冬になって一定期間の低温にさらされると、花芽は休眠から覚めます(休眠打破)。休眠から覚めた後は、気温の上昇とともに生長し開花しますが、気温が高いほど花芽の生長が早く進み、開花が早まると考えられています。

Q6:日本三大桜とは?
A6:福島県三春町の「三春滝桜」(ベニシダレザクラ)、山梨県北杜市の「山高神代桜」(エドヒガンザクラ)、岐阜県本巣市の「根尾谷 淡墨桜」(エドヒガンザクラ)を指します。いずれの桜も、大正11年(1922年)に国の天然記念物に指定されています。樹齢が1000年以上で、幹回りが9メートル以上あります。

日本三大桜の開花予想作成にあたり、地元自治体やお寺の住職の方々のご同意を得て、過去の長年にわたる開花日や満開日の観測データを使わせていただき、それぞれの桜の開花日や満開日に関する独自の予測式を作成しました。開花時期には日本気象協会の気象予測を用い、地元自治体やお寺の住職の方々のご協力も得ながら、精度の良い開花予測を提供します。

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