日本気象協会 気象予報士123名に調査を実施
2021年の「今年の天気を表す漢字」は「変」に決定
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、日本気象協会に所属する気象予報士のうち123名の調査をもとに決定した「今年の天気を表す漢字」を12月6日(月)、発表します。

■2021年の「今年の天気を表す漢字」第1位は「変」
2021年は、日本気象協会に所属する気象予報士のうち123名に調査を行った結果、「変」が1位に選ばれました。
例年通りではない“おかしな” 気象・気候という意味に加えて、地球温暖化や気候変動研究の基礎を作られた米プリンストン大上級研究員 真鍋淑郎氏のノーベル物理学賞受賞や、防災情報・気象情報にも大きな変化があったことなどが、主な選考理由です。
「変」が1位になるのは、2013年の調査開始以来、2015年に続いて2回目となります。
■2021年の「今年の天気を表す漢字」TOP5
1位の「変」に続き、2位から5位にはそれぞれ「雨」「災」「暑」「豪」が選ばれました。冬の北日本から西日本の日本海側を中心とした大雪や暴風、夏の西日本から東日本にかけての大雨および長雨、秋まで続いた季節外れの暑さといった、今年起こった特徴的な事象に関する漢字が選ばれる傾向にありました。
<TOP5と選考した気象予報士のコメント(※調査結果より一部抜粋)>
1位 「変」
「梅雨が長かったり、夏に長雨があったり、秋に気温が急変動したりと、おかしな天候が多かった。」
2位 「雨」
「7月の他、8月の大雨が強く記憶に刻まれたため。」
3位 「災」
「熱海市の土石流災害、西日本の集中豪雨など、雨によって今年もたくさんの災害が引き起こされた。」
4位 「暑」
「10月の真夏日回数の記録が各地で更新されるなど、今年は暑い期間が長かった。」
5位 「豪」
「1月の新潟や北陸などでの豪雪、8月の佐賀などでの豪雨があったから。」

今回選ばれた漢字は、日本に唯一という「気象」の神社『気象神社(東京高円寺にある氷川神社境内)』にて、したためていただきました。各漢字の選考理由や過去8年間に選ばれた漢字との比較など、詳細は「2021年お天気総決算 ~tenki.jpラボVol.21~」でご覧いただけます。
■「tenki.jpラボ」に関して
「tenki.jpラボ」では、より天気に興味を持っていただくことを目的として、天気にまつわる情報と意識調査や気象予報士の知恵、時節にまつわる見解や情報発信を行っており、今回で21回目の発表となります。また、「tenki.jpラボ」による『お天気総決算』の調査と発表は2013年からスタートし、今年で9年目になります。
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調査概要 【調査対象】日本気象協会所属の気象予報士123名 【調査方法】インターネット調査 【調査期間】2021年11月1日(月)~11月7日(日) |
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PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】2021年「今年の天気を表す漢字」発表_