2018年桜開花予想(第3回) ~全国的に開花・満開とも平年より早い!桜前線のスタートは高知県から~
Press Release
※ 2018.3.7 16:35 訂正
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、日本全国92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、および日本三大桜3地点)の開花予想日(第3回)を2018年3月7日(水)に発表します。なお、今回の発表からは予想満開日も発表します。

■2018年桜開花予想前線図

■開花と満開の傾向
2018年の桜の予想開花日は、前回予想(2月21日発表)より早まり、全国的に平年より3日程度早い見込みです。
桜前線は3月17日に高知県宿毛からスタートし、19日に高知、20日には鹿児島、熊本、宮崎で開花するでしょう。3月末までに九州から関東で開花する予想です。4月上旬には北陸や長野県、東北南部で開花し、4月中旬以降には東北北部でも開花するでしょう。桜前線は4月末には津軽海峡を渡り、函館や札幌でも大型連休前半には開花する見込みです。
この冬(12月~2月)は、全国的に気温が平年より低く、特に西日本では平年との差が大きくなりました。しかし、3月は一転し、1日に近畿と関東で、5日に九州南部・奄美地方で春一番が吹くなど、気温が平年より高い日が多くなっています。
この先3月末にかけて、気温は北日本を中心に全国的に平年より高い日が多くなる見込みです。2月までの低温で休眠打破(※)が順調に進んだと見込まれる上、気温予想が高温傾向に変わったことから、多くの地点で前回予想より予想開花日が3日前後早まりました。
満開日は、開花日のおよそ1週間後になる予想で、全国的に平年より3日から6日早く、九州では平年より1週間も早いところがあるでしょう。予想満開日が最も早いのは高知と愛媛県宇和島の3月26日で、3月末までに九州から関東南部にかけて満開になるところが多い見込みです。
■日本気象協会 長期予報(気温)

※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること
■2018年 桜の予想開花日・満開日(主な地点)

全92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、日本三大桜3地点)の予想開花日・予想満開日は、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜の開花予想ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。
■各地の気象予報士コメント

日本気象協会では日本全国89地点の桜(ソメイヨシノほか)の開花予想以外にも、「日本三大桜」と呼ばれている福島県の「三春滝桜」(みはるたきざくら:ベニシダレザクラ)、山梨県の「山高神代桜」(やまたかじんだいさくら:エドヒガンザクラ)、岐阜県の「根尾谷 淡墨桜」(ねおだに うすずみざくら:エドヒガンザクラ)の開花予想を「tenki.jp」にて公開しています。
【言葉の説明】
平年:1981~2010年の平均値
参考情報
日本気象協会が運営する天気予報専門メディア『tenki.jp』では2018年3月6日(火)から「桜開花情報」のページを公開しています。
今年は、キーワード検索や人気スポットランキングなどの機能を新たに追加し、お花見スポットの天気や桜開花状況を、より検索しやすくなりました。




PDFダウンロード:【日本気象協会発表】2018年桜開花予想第3回_