2018年桜開花予想(第4回) ~まもなく高知からサクラサク! 東京は20日、大阪は21日に開花~
Press Release
※ 2018.3.14 16:25 訂正
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、日本全国92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、および日本三大桜3地点)の開花予想日(第4回)を2018年3月14日(水)に発表します。

■2018年桜開花予想前線図

■開花と満開の傾向
2018年の桜の予想開花日は、九州から東北の広い範囲で前回予想(3月7日発表)より1日~5日早まり、北海道では前回予想とほぼ同じ見込みです。平年と比べると、九州から東北で3日~7日早まるところが多く、北海道では3日ほど早いでしょう。
桜前線は3月16日に高知からスタートし、17日に熊本と高知県宿毛、18日には宮崎、和歌山で開花するでしょう。東京と横浜は20日、大阪では21日に開花の便りが届く見込みです。九州から関東と北陸の一部では、3月末までに開花し、4月上旬には北陸や長野県、東北南部で開花するでしょう。4月中旬以降は東北北部で開花し、4月末には桜前線が津軽海峡を越え、北海道の函館や札幌などで開花する見込みです。
この冬(12月~2月)は、気温が西日本を中心に全国的に平年より低く経過しましたが、3月は一転し、気温が平年を上回る日が多くなっています。この先4月上旬にかけても気温は全国的に平年より高い予想で、特に25日頃までは九州から東海で気温が平年よりかなり高くなる見込みです。このため、前回予想と比べ、九州、四国、中国、近畿、北陸で4日前後、東海、関東、東北で2日ほど早まりました。
満開日は、開花のおよそ1週間後となり、予想満開日が最も早いのは高知で3月22日でしょう。九州から関東では、3月末までに満開となるところが多く平年より1週間前後早い見込みです。北陸、長野、東北南部は4月上旬、東北北部は4月下旬、北海道でも5月中旬までに満開になるところが多いでしょう。
■日本気象協会 長期予報(気温)

※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること
■2018年 桜の予想開花日・満開日(主な地点)

全92地点の桜(標本木[ソメイヨシノほか]53地点、自治体・公園など36地点、日本三大桜3地点)の予想開花日・予想満開日は、日本気象協会が運営する天気予報専門メディア『tenki.jp(てんきじぇーぴー)』桜の開花予想ページ(https://tenki.jp/sakura/expectation/)にて公開しています。
■各地の気象予報士コメント

日本気象協会では日本全国89地点の桜(ソメイヨシノほか)の開花予想以外にも、「日本三大桜」と呼ばれている福島県の「三春滝桜」(みはるたきざくら:ベニシダレザクラ)、山梨県の「山高神代桜」(やまたかじんだいさくら:エドヒガンザクラ)、岐阜県の「根尾谷淡墨桜」(ねおだにうすずみざくら:エドヒガンザクラ)の開花予想を「tenki.jp」にて公開しています。
【言葉の説明】
平年:1981~2010年の平均値
開花日:標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日(気象庁の観測基準と同じ)
満開日:標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日(気象庁の観測基準と同じ)
PDFダウンロード:【日本気象協会発表】2018年桜開花予想第4回_