日本気象協会、気象・POSビッグデータ解析結果より 小売業向けに約500種類の『需要予測指数』を開発 ~提供価格を月額数万円に抑制、小売業のデータ活用を推進~
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は、小売業向け※1の『需要予測指数』を開発しました。気象条件の急変による需要の変動を事前に把握することで、小売店での発注量の適正化や機会ロスの削減による生産性向上、総菜などの作りすぎによる食品ロスの削減が可能になります。本サービスは2018年度末※2からの提供開始を目指しており、予測情報の配信費用を月額数万円※3からとすることで2021年までに200事業者への導入を目指します。
本サービスは日本気象協会から直接小売業への販売を行う他、需要予測サービスや集客・販促アプリケーションなどを展開するIT系事業者と提携し小売業へのサービス提供を行います。
■『需要予測指数』について
需要予測指数は、ビッグデータ分析の株式会社 True Data※4(本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之)が収集するPOSデータを使用し、総菜・生鮮・日配カテゴリおよび食品・日用品カテゴリそれぞれ約250種類、合計約500種類の指数をベースとして提供します。これらの商品に加え、顧客企業の要望に応じたカテゴリでの予測も提供可能です。
また顧客企業のオーダーに基づき、高精度気象情報のみの配信や、データ解析コンサルティングなどのオリジナルサービスも提供予定です。
本サービスは月額数万円からのサービスで、パソコンでの表示の他、スマートフォンやタブレットなどで表示させることができるため、店舗内のスタッフが売り場やバックヤードなど、さまざまな場所で同時に確認することが可能です。当日、または数日後の売れ筋商品情報を表示することで、インストア加工量の増減や発注に活用いただくことが可能になります。
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■配信情報例
[例1] 天気予報(天気、気温、風向・風速など)、需要予測指数(品目限定)、雨アラート、来店客数予測、長期予測 など
[例2] 例1+需要予測指数(全品目)、さらに細かいカテゴリごとの需要予測 など
[例3] クライアントデータで需要予測指数を個別に構築 など
■サービスに関するお問い合わせ先(法人向け)
日本気象協会 防災ソリューション事業部 営業課Tel:03-5958-8143 Mail:eigyou_bosai@jwa.or.jp
■背景
日本気象協会では2017年度より気象情報を活用した「商品需要予測事業」を展開しています。主にメーカー向けのコンサルティングを実施し、気象データとPOSデータなどの異なる種類のビッグデータの解析ノウハウを蓄積してきました。この技術を活用して『需要予測指数』を開発しています。
これまで小売店が独自にビッグデータ解析を行う際はPOSデータの購入、解析など多大な費用を要しましたが、このたびTrue DataのPOSデータを使用し、そのPOSデータを日本気象協会が一括で解析することで月額数万円からの価格規模での提供が可能となりました。
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※1 『需要予測指数』は小売業の他、メーカーにもご活用いただけます。
※2 2018年度末時点では関東エリア(東京・千葉・埼玉・神奈川)に限定したβ版を予定しています。
順次エリアを拡大予定です。
※3 配信内容やコンテンツ数によって月額配信料は異なります。
※4 True Dataでは、統計的な処理を行っており、店舗を特定できる情報は一切公開していません。
PDFダウンロード:【日本気象協会発表】小売業向け「需要予測指数」の開発_