日本気象協会、今年も「花粉予測のプロ」として花粉の飛散傾向の確認・検討を行う研究会を全国各地で開催 ~花粉の原因となる花芽を定点で観測する現地調査も実施~
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己、以下「日本気象協会」)は「花粉予測のプロ」として、全国各地の研究会や協力機関と連携し、花粉飛散予測の精度向上に取り組んでいます。今年も、スギやヒノキなどの植物に詳しい「植物のプロ」や花粉の研究に長年携わっている学識者の協力を得て、花粉に関する最新の調査・研究をもとに、2019年春の花粉の飛散傾向を確認・検討する研究会を各地で開催します。
2018年11月23日(金)に「近畿花粉研究会」を日本気象協会 関西支社で、12月4日(火)には「第32回 関東甲信越花粉症研究会」を日本気象協会 東京本社で実施します。
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昨年の研究会の様子(左:関西支社、右:東京本社にて開催) |
日本気象協会の花粉飛散予測は、前シーズンの花粉飛散結果や今後の気温予測などの気象データをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報、花芽の現地調査の結果などをふまえて予測しています。2018年10月4日(木)に行った「2019年 春の花粉飛散予測(第1報)」では、2019年春の花粉飛散に関して「”多かった前シーズン”ほどではないが、飛散量は全国的に例年並みかやや多い」と発表しています。
花粉の元となる植物の育成には、前年夏の気象条件が大きく影響します。このため、日本気象協会の花芽調査では、スギやヒノキなどの植物に詳しい「植物のプロ」や、花粉の研究に長年携わっている学識者の協力を得て、その土地の気候や地形を知る「気象のプロ」による定点観測を重視しています。毎年行っている現地調査を今年も各地で実施します。日本気象協会の花粉飛散予測は、前シーズンの花粉飛散結果や今後の気温予測などの気象データをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報、花芽の現地調査の結果などをふまえて予測しています。2018年10月4日(木)に行った「2019年 春の花粉飛散予測(第1報)」では、2019年春の花粉飛散に関して「”多かった前シーズン”ほどではないが、飛散量は全国的に例年並みかやや多い」と発表しています。
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昨年の現地調査の様子 |
<日本気象協会の花粉飛散予測とは>
日本気象協会は1990年からスギ花粉の飛散予測を発表しています。日本気象協会の花粉飛散予測は、前シーズンの花粉飛散結果や今後の気温予測などの気象データをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報、花芽の現地調査の結果などをふまえて予測しています。
花粉の元となる植物の育成には、前年夏(6月~8月)の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数が多くなるといわれています。花芽は夏の早い段階で育つため、日本気象協会の花粉飛散予測では6月と7月の気象条件を特に重視して予測を発表しています。
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】花粉研究会と花芽調査を実施_