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日本気象協会 2019年 春の花粉飛散予測(第2報) “多かった前シーズン”よりは少ないが、広い範囲で例年より「やや多い」飛散量に 花粉シーズンは2月中旬に九州や四国、東海、関東地方の一部からスタート
Press Release

         ◆2019年 春の花粉飛散予測のポイント(2018年12月12日 発表)
・広い範囲で前シーズンより少なめだが、例年よりやや多い
・飛散開始時期は西日本と東日本で例年より5日ほど遅い
・飛散開始前からわずかに飛び始めるため、早めの対策を   
 

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、会長:石川 裕己)は、2018年12月12日(水)に全国・都道府県別の2019年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第2報)を発表します。また、詳細な情報を、「2019年春の花粉総飛散量 予測資料」として販売します。
※飛散開始日:1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日

1.2019年シーズンの花粉飛散傾向
2019年春の花粉飛散量は、例年比でみると、東北から近畿、九州はやや多い地方が多く、中国地方では多いでしょう。四国は例年並みとなりそうです。北海道は例年を下回るでしょう。一方で、前シーズンと比べると、北海道から関東甲信、東海は少ない傾向ですが、北陸ではやや多い見込みです。秋田県では前シーズンの飛散量が少なかったため、前シーズンと比べて「非常に多い」と予測しています。

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       東京都青梅市のスギ花芽の様子(2018年11月19日撮影)
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千葉県富里市のヒノキ花芽の様子(2018年11月27日撮影)
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京都市左京区のスギ花芽の様子(2018年11月20日撮影)

前シーズンの花粉の飛散量は、全国的に例年よりも多くなりました。前シーズンの特徴として、ヒノキ花粉の飛散量が多い傾向があり、東京ではヒノキ花粉が過去10年で最も多く飛散するシーズンとなりました(例年比約4.9倍、2017年シーズン比約4倍の飛散量、日本気象協会の観測地点 調べ)。今シーズンの予測に向けて花芽調査を行ったところ、ヒノキの花芽の生育が前シーズンほどではないことが分かりました。このため、今年のヒノキ花粉の飛散量は前シーズンより少ないと予測します。

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顕微鏡で撮影した花粉(イメージ)

 

2.各地域の2019年シーズンの花粉飛散傾向

2.各地域の2019年シーズンの花粉飛散傾向

 

【花粉の種類について】
北海道はシラカバ、その他はスギ・ヒノキ花粉の飛散量を表します。

【飛散量に関する言葉の説明】
非常に多い     :前シーズン (例年)の200%以上
多い        :前シーズン (例年)の150%以上200%未満
やや多い      :前シーズン (例年)の110%以上150%未満
前シーズン(例年)並 :前シーズン (例年)の90%以上110%未満
やや少ない             :前シーズン (例年)の70%以上90%未満
少ない               :前シーズン (例年)の50%以上70%未満
非常に少ない      :前シーズン (例年)の50%未満
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前シーズン   :2018年シーズン飛散量
例年            :過去10年(2009~2018年)の平均値

【2018年夏の気象に関する言葉の説明】
平年             :1981~2010年の平均値

3.2019年シーズンの飛散開始時期
スギ花粉の飛散開始は、関東から近畿、中国、四国地方、九州で、例年より5日ほど遅くなるでしょう。2月中旬に九州や四国、東海、関東地方の一部から花粉シーズンがスタートする見込みです。
2019年の1月から2月は、気温が北日本ではほぼ平年並み、東日本は平年並みか高く、西日本は平年より高くなる予想です。冬に気温が高めで経過する見込みのため、スギの雄花の休眠打破が遅れ2019年春のスギ花粉の飛散開始は、東日本と西日本で例年より遅くなるでしょう。
スギ花粉は、飛散開始と認められる前から、わずかな量が飛び始めます。2月中旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから花粉対策を始めるとよいでしょう。

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4.日本気象協会の花粉飛散予測とは
日本気象協会は1990年からスギ花粉の飛散予測を発表しています。日本気象協会の花粉飛散予測は、前シーズンの花粉飛散結果や今後の気温予測などの気象データをもとに、全国各地の花粉研究会や協力機関からの情報、花芽の現地調査の結果などをふまえて予測しています。
花粉の元となる植物の育成には、前年夏(6月~8月)の気象条件が大きく影響します。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数が多くなるといわれています。花芽は夏の早い段階で育つため、日本気象協会の花粉飛散予測では6月と7月の気象条件を特に重視して予測を発表しています。
日本気象協会の花芽調査では、スギやヒノキなどの植物に詳しい「植物のプロ」や、花粉の研究に長年携わっている学識者の協力を得ながら、その土地の気候や地形を知る「気象のプロ」による定点観測を重視しています。

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以上

PDFダウンロード:【日本気象協会発表】花粉飛散予測第2報_

 

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