小売業向け商品需要予測サービス「売りドキ!予報」を提供開始 ~550カテゴリ以上の指数を安価に販売~
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(東京都豊島区、会長:石川裕己、以下「日本気象協会」)は、小売業向けの商品需要予測サービス「売りドキ!予報」の関東版を2019年4月23日(火)より提供を開始します。
「売りドキ!予報」は、日本気象協会が気象条件に伴い予測した商品需要のレベルに基づいて設定した7ランクの指数情報と気象情報、販促カレンダー(MDカレンダー)を搭載したWEBサービスです。商品を550カテゴリ※1以上に細かく分けた「スタンダード」(月額7万円)と、約120カテゴリに分けた「ライト」(月額5万円)の2プランを販売します。今夏には全国版を販売する予定で、2019年度内に100店舗、3年後には約1000店舗での導入を目標に、サービス展開していきます。
なお、日本気象協会 商品需要予測コンサルティング事業「eco×ロジ プロジェクト」の公式サイトを2019年4月23日(火)に公開します。コンサルティング内容の紹介や、導入いただいている企業の事例も紹介しています。
■「売りドキ!予報」サービスロゴ
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■「売りドキ!予報」画面イメージ
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1. 「売りドキ!予報」の特長
- 「売りドキ!予報」の特長
(1) 数百カテゴリの指数情報
過去の気象データとPOSデータを解析し、[惣菜][青果][精肉][鮮魚][日配][グローサリー※2][日用品]の分野に含まれる数百カテゴリについて、気象条件に伴う売上傾向を予測した指数情報です。カテゴリの数はプランにより異なります。
(2) 月額5万円~ という価格設定
小売業界では「気象がビジネスに影響する」と言われていますが※3、コスト面や分析技術の不在等の事情により、実際にビッグデータの解析・対策するまでには至りませんでした。
「売りドキ!予報」は月額5万円~ のプランを提供し、従来の個別コンサルティングサービスに比べて、中小規模の小売業も導入しやすい価格設定が特長です。
(3) 豊富な情報量
「売りドキ!予報」は需要予測指数のほかに、日本気象協会ならではの気象情報・体感指数、さらには暦・記念日などのMDカレンダーを搭載しています。
需要予測指数
日本気象協会が自社で保有する過去の気象データと株式会社 True Data※4(本社:東京都港区、代表取締役社長:米倉 裕之)が収集したPOSデータを解析して、[当日]、[週間]の需要予測を7ランクの指数で予測します。
ランク: | ![]() |
気象情報
当日の天気予報、1週間先の天気予報を需要予測指数と同じ画面で表示します。気温予測傾向は1カ月先までを確認できます。
さらに、雨、強風、雪などのお知らせ機能を搭載することで、店舗営業中の急な気象条件の変化にも対応可能です。
体感指数
日本気象協会がSNSデータを解析して独自に作成した指数です。日射量や気温の変化などの要素を加味し、より体感に沿った暑さや寒さを表現しています。
猛烈に寒い/非常に寒い/寒い/肌寒い/快適/ふつう/汗ばむ/非常に暑い/猛烈に暑い の9種類で表示します。
MDカレンダー
株式会社クレオ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:横井 司)が作成する『生活行動カレンダー』のカレンダーおよび生活行動情報を搭載し、1 カ月間の暦・記念日・生活行動を表示しています。気象条件に伴う売上傾向を予測した指数情報の補完情報として、参考にしていただけます。
(4) 使用場面が多面的
「売りドキ!予報」は発注作業やインストア加工、棚割や販促などの参考情報として活用いただけます。慢性的な人材不足の中、パソコンやタブレットから同時に複数の従業員が確認でき、経験の浅い従業員も「売りドキ!予報」を確認することで、気温変動による売上傾向をあらかじめ予測することが可能になります。
- 販売価格
- 「売りドキ!予報」に関するお問い合わせ先(法人向け) 初期手数料は別途発生します。なお、2019年9月末までにお申し込みのお客さまは、申し込み後半年間は半額となります(半額適用期間は、最大で2020年3月末日まで)。アンケートにより改善要望のヒアリングを実施し、ご要望の多いところから随時改善する予定です。
【1】eco×ロジ プロジェクト公式サイト お問い合わせフォーム https://ecologi-jwa.jp/contact/ |
【2】日本気象協会 防災ソリューション事業部 先進事業課
Tel:03-5958-8154 Mail:ecologi_contact@jwa.or.jp
「売りドキ!予報」は日本気象協会からのほか、True Dataからも販売されます。
4. 「売りドキ!予報」開発・販売の背景
日本気象協会では2017年度より気象情報を活用した「商品需要予測事業」を展開しています。主にメーカーやアパレル企業向けのコンサルティングを実施し、気象データとPOSデータなどの異なる種類のビッグデータの解析ノウハウを蓄積してきました。一方で小売業もメーカー等と同様に気象条件により売り上げが左右する業界ではありますが、小売業で必要な情報は、メーカーやアパレル企業で必要とされる特定商品に特化した需要予測とは異なり、多数のカテゴリについて、気温変化に伴う売上傾向の変動を一目で把握できる、指数的な情報が求められていることを確認しています。
また日本気象協会とTrue Dataでは、「中小規模の事業者がビッグデータを有効活用できる環境」を推進したいという思いが一致し、このたびの連携が実現しました。
5. 今後の予定
2019年4月23日(火)に販売を開始する「売りドキ!予報」の対象エリアは関東です。2019年夏には対象を全国に拡充する予定です。また、今後はニーズに応じたコンテンツ内容の追加や改善の他、事業者ごとのチラシや特売情報、店舗の立地条件などを考慮したカスタマイズプランの実施も検討します。
※1 True Dataが独自に分類したカテゴリです。カテゴリ「小」は約120種、カテゴリ「細」は約550種が有ります。
(一部精肉カテゴリは日本気象協会にて分類)
※2 調味料、菓子類、酒類、飲料(主にペットボトル飲料)、レトルト食品、缶詰など、未開封の状態では常温保存できるもの
※3 日本気象協会の実施した調査によると、小売業に関わる82%の方が「天気の変化はビジネスに影響がある」と回答がありました
※4 True Dataでは、統計的な処理を行っており、店舗を特定できる情報は一切公開していません