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来年の夏に向けて万全の熱中症対策を ~「熱中症ゼロへ」プロジェクト発表 2019年の熱中症にまつわる4大ニュース~
Press Release

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太)が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、2019年5月から9月の「熱中症にまつわる4大ニュース」を発表します。

2019年熱中症にまつわる4大ニュース

【2019年5月から9月の振り返り】

5月は北日本や東日本を中心に記録的な高温となった地点が多く、5月26日に北海道佐呂間で日最高気温39.5℃を観測し、5月として歴代全国1位の記録を更新しました。

6、7月は東日本や西日本などで梅雨寒となり、7月の月平均気温は東日本と西日本で平年を下回りました。7月としては東日本で12年ぶり、西日本では4年ぶりの低温でした。

ただ、7月下旬に沖縄と奄美地方を除く広い範囲で梅雨明けした後は、8月中旬ごろにかけて厳しい暑さが続きました。8月の東京の猛暑日日数は10日で、1875年の統計開始以来、1995年と並ぶ最多タイ記録となりました。また、8月14日から15日にかけては、フェーン現象の影響で日本海側を中心に気温が上がり、新潟県や山形県、石川県など6地点で日最高気温が40℃を超える猛烈な暑さに見舞われました。

9月も残暑が続いたため、全国の熱中症による救急搬送者数は、8月以降に多くなりました。月別にみると、昨年と比較して、8月は約1.2倍の36,755人(昨年より6,345人増)、9月は約3.4倍の9,532人(昨年より6,721人増)でした。

2019年 熱中症による救急搬送者数(人口10万人当たり)

【今夏の気象傾向】

(日本気象協会所属 気象予報士/防災士:久保智子)

久保智子 気象予報士

今年の夏は、前線や台風などの影響で記録的な大雨に見舞われた地域がありました。

7月中旬ごろにかけて気温の低い状態が続きましたが、梅雨明け後は各地で一気に気温が上昇しました。梅雨明け直後、7月29日から8月4日の1週間の熱中症による全国の救急搬送者数は18,615人で、前週の約3.2倍と急増しました。

今年のように梅雨寒が続いて体が暑さに慣れていないうちに厳しい暑さを迎えると、熱中症の危険度が非常に高くなります。本格的に暑くなる前に、少しずつ暑さに体を慣らす(暑熱順化)ことで、熱中症を予防することができます。来年の夏の熱中症対策にも、気象情報をうまく活用して、事前に暑さへの備えをすることが大切です。

■「熱中症ゼロへ」プロジェクトとは
熱中症にかかる方を減らし、亡くなってしまう方をゼロにすることを目指して、一般財団法人 日本気象協会が推進するプロジェクトです。2013年夏のプロジェクト発足以来、熱中症の発生に大きな影響を与える気象情報の発信を核に、熱中症に関する正しい知識と対策をより多くの方に知ってもらう活動を展開してきました。活動7年目となった2019年も、様々な方々に向けて充実した啓発活動を実践しました。

■一般財団法人 日本気象協会について
1950年に誕生した日本気象協会は、天気予報に代表される気象予測事業に加え、再生可能エネルギー、環境アセスメント、大気解析事業、防災・減災・安全管理に関する事業など、気象に関するコンサルティング事業を通じ、公共に資する企業活動を展開しています。

PDFダウンロード:INFORMATION【熱中症ゼロへ】2019年の熱中症にまつわる4大ニュース

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