JWA News2020年桜開花予想(第6回) 北陸、信・・・

2020年桜開花予想(第6回) 北陸、信越、東北で記録的な早い開花に!
Press Release

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、日本全国88地点の桜[ソメイヨシノ ほか]の開花予想(第6回)を、2020年3月26日(木)に発表します。

2020年開花予想前線図

2020年開花予想前線図(第6回)
第6回

2020年 開花予想日・満開予想日(主な地点)

開花日
満開日

開花と満開の傾向

桜の開花は全国的に平年より早い見込みです。平年より3日~7日早く開花するところが多く、平年より10日~2週間以上も早まるところもあるでしょう。北陸、信越、東北では記録的な早さの開花となっています。

今年は、3月14日に全国のトップをきって、東京で桜が咲きました。19日には前橋、25日には福井で開花し、この3地点は統計開始(※1)以来、最も早い開花となりました。金沢は2002年、1989年の最も早い開花日に並ぶ記録となりました。

今週は、九州から東海の広い範囲で続々と咲き始め、開花ラッシュとなっています。24日には、いわき市(小名浜)で開花し、早くも東北で桜のシーズンが始まりました。この先、信越から北の地方で次々と咲く見込みで、記録的な早さの開花となるでしょう。4月上旬までに東北北部で開花し、桜前線は4月下旬には津軽海峡を渡り、北海道へ到達する見込みです。函館は4月22日、札幌は4月23日に開花するでしょう。

この冬(12月~2月)は、全国的に気温がかなり高く経過し、西・東日本では気温の統計開始(※2)以来、最も高い記録を更新しました。また、日本海側では降雪量が記録的に少なくなりました。この先、4月にかけても暖かい傾向が続く見通しです。

この冬の桜の花芽の休眠打破(※3)は、やや遅れました。4月にかけても、全国的に気温が平年より高く経過し、花芽の生長が促されると見込まれるため、開花予想日は全国的に早まっています。なお、鹿児島は、冬期の冷え込みが弱いことから、他の地域に比べて休眠打破の遅れが大きいと考えられるため(※4)、開花は平年より遅くなる予想です。

満開日は、開花日のおおむね1週間から10日くらい後で、全国的に平年より早いでしょう。満開の全国トップも東京で、3月22日でした。これは統計開始(※1)以来、2002年の3月21日に次いで、2013年の3月22日に並ぶ早い記録です。25日には熊谷で平年より11日早く満開となりました。3月末には、九州から福島にかけて満開になるところが多いでしょう。

※1 桜の開花・満開の統計開始は1953年
※2 気温の統計開始は1946/47年
※3 休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること
※4 気温が高い場合、元々温暖な地域は現在より開花が遅れ、元々寒冷な地域は現在より開花が早まる傾向があります

全88地点の桜の開花予想日はこちら: https://tenki.jp/sakura/expectation/

【言葉の説明】
平年:1981~2010年の平均値
かなり早い:平年より7日以上早い
早い            :平年より3日から6日早い
平年並        :平年との差が2日以内
遅い            :平年より3日から6日遅い
かなり遅い:平年より7日以上遅い

 

桜開花予想に関するよくあるご質問
Q1:桜開花予想の発表のスケジュールは?
A1:以下の日程を予定しています。2月中は開花予想日のみを発表し、3月以降は開花予想日と満開予想日を発表します。

第1回
2月6日(木)
第2回
2月20日(木)
第3回
3月5日(木)
第4回
3月12日(木)
第5回
3月19日(木)
第6回
3月26日(木)
第7回
4月2日(木)
第8回
4月16日(木)
※発表予定は予告なく変更となる場合があります

Q2:開花日・満開日の基準は?
A2:気象庁の観測基準と同じです。開花日は標本木で5~6輪以上の花が咲いた状態となった最初の日、満開日は標本木で80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日です。

Q3:予想する地点数は?
A3: 3月以降は全国で88地点の予想を発表します。予想地点88地点は、各地気象台が観測する標本木53地点と自治体・公園などの協力機関から観測データを得られる35地点となります。
*第5回(3月19日発表)より地点数を変更

Q4:日本気象協会の桜開花予想の手法・特徴は?
A4:花芽(はなめ)の生育過程に大きな影響を与える「秋以降の気温経過」に重点を置いた、独自の予測式を用いて開花予想を行っています。各地気象台の標本木や公園などの協力機関による正確な観測データを重視した、気象学的根拠に基づいた予想を出しているのが特徴です。
日本気象協会は2007年から桜の開花予想を実施しており、今年で14年目の取り組みです。

Q5:開花予想に使うデータは?
A5:以下データを使用しています。

①前年秋から予想作業日前までの気温観測値
②予想作業日から開花時期までの気温予測値(日本気象協会ポイント予報および長期予報)

桜の開花時期には、前年の秋から春にかけての気温が大きく影響します。桜の花芽は前年の夏に形成され、その後、休眠に入ります。冬になって一定期間の低温にさらされると、花芽は休眠から覚めます(休眠打破)。休眠から覚めた後は、気温の上昇とともに生長し開花しますが、気温が高いほど花芽の生長が早く進み、開花が早まると考えられています。

 

PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】2020年桜開花予想(第6回)_

関連ニュースRelated News