北海道の冬を告げる『つるつる予報(R)』2021を11月19日から提供開始 ~『つるつる予報(R)』で、転倒事故数減少を目指します~
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、今年で15年目の展開となる『つるつる予報(R)』の提供を11月19日(金)17時から開始し、転倒事故減少を目指していきます。
『つるつる予報(R)』は、冬道での転倒事故防止を目的としてウインターライフ推進協議会(注1)が提供する冬道転倒防止啓発サイトにて利用できる情報サービスです。札幌市内での冬期歩道路面の滑りやすさを予測し、3段階の表示にて注意喚起を行います。『つるつる予報(R)』は2007年から発表しており、北海道の冬を告げる予報として多くの方に利用されてきました。今シーズンで15年目の提供となります。
2020年度(令和2年度)の冬期(11月~3月まで)の雪道での転倒事故による救急搬送者数は3年連続で1,000人を下回る838人でした(注2)。日本気象協会北海道支社では転倒事故防止に役立てていただければとの思いから、今年度も11月19日(金)に『つるつる予報(R)』を提供開始します。
※『つるつる予報(R)』は日本気象協会の登録商標です
※『つるつる予報(R)』は2019年度 日本雪工学会賞 技術賞を受賞しています。


◇『つるつる予報(R)』のレベル表示イメージ

◇『つるつる予報(R)』のレベルについて
レベル1:あまり滑らない(乾燥、湿潤、積雪、シャーベット)
レベル2:滑りやすい(凍結)
レベル3:非常に滑りやすい(凍結:つるつる路面)
◇「つるつる予報(R)」利用者の声
※2020年度アンケート回答から
・役に立っています。警戒レベル3の時は、外出をやめるほどです。転勤族が多い札幌の人たちがもっとつるつる予報を知ることが出来たらいいと思います。(60代女性)
・札幌に移住して2年ほどであまり雪や凍結路面に慣れていないためありがたいです。(20代女性)
・つるつる路面がとても苦手で怖いので、メールが来ると気持ちが引き締まって良いです。毎年使っています。(50代女性)
・昨年からみると「砂箱」が増えたのは大変便利になりました。(40代男性)
◆『つるつる予報(R)』の概要
(1)『つるつる予報(R)』について
当日の晩から翌日にかけての気象予測情報(気温、降雪量、積雪の有無)と、札幌市内3カ所の路面観測情報をもとに、翌朝午前7時から午前10時での札幌市内の歩道と横断歩道の滑りやすさを、3段階のレベルと概況コメントで発表します。
(2)提供方法
ウインターライフ推進協議会が運営する下記の冬道転倒防止啓発サイトにて『つるつる予報(R)』を提供します。
「転ばないコツおしえます。 札幌発!雪みちを安全・快適に歩くための総合情報サイト」
URL(パソコン) http://tsurutsuru.jp/
URL(スマートフォン) https://sp.tsurutsuru.jp/
(3)提供時間
毎日17時から翌日10時
(4)更新時間
毎日17時更新 ※ 路面状況に応じて、臨時の更新あり
(5)予報対象エリア
北海道札幌市内
(6)今シーズンの提供期間
2021年11月19日(金)~2022年3月中旬[予定]
※提供終了時期は、札幌市内の積雪状況によって決定します
◆「つるつる路面情報」の募集
スマートフォン向けWebサイトでは、利用者の方に札幌市内の路面状況を投稿いただくことが可能です。投稿いただいた情報は、『つるつる予報(R)』の参考とさせていただきます。
詳細: https://sp.tsurutsuru.jp/
◆「砂箱」について
札幌市では凍結路面対策の一環として、札幌駅前通りなど大きな交差点には、滑りにくくするための砂が入っている「砂箱」を設置しており、賛同する民間企業や団体からも寄贈されています。
これは誰でも利用できることから、自分のため、後から通る人のために市民が砂をまくことでつるつる路面防止に活用されています。ウインターライフ協議会でも「砂箱」の活用を呼び掛けています。
注1:ウインターライフ推進協議会 http://www.winter-life.jp/
ウインターライフ推進協議会は、札幌市を拠点に、積雪寒冷地における冬を安全・安心・快適に過ごすとともに、冬を楽しむための環境づくりを通じて地域社会へ貢献することを目的としています。民間企業や地域団体、教育機関、行政機関など、多様な主体が参画し連携を図りながら、さまざまな活動を継続的に実施しています。
注2:札幌市内での冬期(11月~3月まで)の雪道での転倒事故によって救急搬送された人数は、2014年(平成26年)1,160人、2015年(平成27年)1,001人、2016年(平成28年)1,312人、2017年(平成29年)1,321人、2018年(平成30年)961人、2019年(令和元年)804人、2020年(令和2年)838人となっています。
データ提供:札幌市消防局警防部救急課
以上