微気圧振動(インフラサウンド)観測データ提供ネットワークにて 2か所の観測地点を追加公開
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、2021年3月30日(火)から大気中の微小な気圧振動(インフラサウンド、以下「微気圧振動」)(注1)の観測データネットワーク『インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク』を無償公開しています。
このたび新たに以下2か所の観測地点を追加公開します。
<追加公開する地点>
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)による以下の地点
・女川町マスカー(宮城県牡鹿郡女川町)
・仙台高専名取キャンパス(宮城県名取市)
微気圧振動の観測データは雪崩監視技術向上の検討や地すべり監視技術向上の検討、雷や竜巻監視技術向上の検討などの事業で技術向上に利活用いただけます。また、海外で発生した大規模火山噴火の際などでも全国の観測網にて気圧変化を計測、測定し、防災事業全般の技術向上に資するデータとして活用することができます。
*ご参考:
微気圧振動(インフラサウンド)観測データ提供ネットワークにて トンガ諸島付近のフンガ・トンガ-フンガ・ハアパイ火山 大規模噴火に伴う気圧変動を確認 2022年1月17日報道発表
『インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク』について

(女川町マスカー・仙台高専名取キャンパスを指定)
〇「インフラサウンド・モニタリング・ネットワーク」URL http://micos-sc.jwa.or.jp/infrasound-net/
〇内容:日本気象協会や他の研究機関が保有している過去2年分の微気圧振動観測データの提供
〇提供形式:WINフォーマット形式(注2)やCSV形式にて提供
〇既存の観測地点
・岩手県:大船渡中学校、末崎中学校、綾里中学校
・三重県:南伊勢高校南勢校舎、志摩高校、水産高校
・愛知県豊橋市:西郷小学校、嵩山小学校、玉川小学校
・統計数理研究所/東大地震研:潮岬、菅平
・国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT):レジリエントICT研究センター、東北大学青葉山キャンパス
〇微気圧振動へのお問い合わせ(法人向け)
日本気象協会 社会・防災事業部 営業課
Tel:03-5958-8143 Mail:eigyou_bosai@jwa.or.jp
*報道関係の方は日本気象協会 広報室までお問い合わせください。
注1
0.1ヘクトパスカルに満たない微小な気圧の変動のこと 0.1ヘクトパスカルは9.86923267 × 10^-5 気圧
注2
東京大学地震研究所で開発した多チャネル地震波形データ処理システム「WIN システム」にて使用されるデータ形式
以上
PDFダウンロード:【日本気象協会からのお知らせ】 微気圧振動観測データの観測点2か所追加公開