2022年度「日本気象協会岡田賞」表彰式を開催
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一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太)は、2022年9月28日(水)、本社にて2022年度「日本気象協会岡田賞」の表彰式を開催しました。
岡田賞は、明治から大正、昭和にかけて気象事業と地球物理学の発展に尽力し、気象庁の前身である中央気象台の第4代台長を務めた岡田武松氏の功績を記念した賞で、その分野で多大な功績を遺した優秀な研究者や担当者を表彰しています。1976年に創設し、今回で46回目の表彰式となります。
「日本気象協会岡田賞」は、気象・水象・海象・地象に関する研究調査、事業推進の功績に加えて、気候リスク対策および社会経済の活性化につながる研究調査・事業活動での優れた取り組みに対して、学識経験者からなる選考委員会により、受賞者を決定し、公益事業の一環として日本気象協会が授与を行っています。
2022年8月30日(火)に2022年度「日本気象協会岡田賞」選考委員会(委員長:東京大学大気海洋研究所 道田 豊 教授)が開催され、受賞者を決定しました。
今年度の受賞者と功績は下記のとおりです。
●2022年度「日本気象協会岡田賞」受賞者
京都大学 防災研究所 社会防災研究部門 防災技術政策研究分野 准教授
佐山 敬洋(さやま たかひろ)殿
●表彰理由
『降雨流出氾濫(RRI)モデルにより河川氾濫予測技術を向上させた功績』
RRIモデルの開発と応用に取り組み、河川氾濫予測技術を向上させました。RRIモデルは、タイのチャオプラヤ川など大規模流域に適用・実装され、国内では河川水位・氾濫予測システムとして自治体でも本運用されるなど、国内外で大雨災害軽減へ多大な貢献をしました。


以上
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