ウインターライフ推進協議会から感謝状をいただきました
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一般財団法人 日本気象協会 北海道支社は2022年10月18日(火)、ウインターライフ推進協議会※1から感謝状をいただきました。
感謝状に関する内容
冬期の札幌市内では、滑りやすい路面が歩道や横断歩道上に形成されることによる雪道での転倒事故が多発し、救急搬送者数が毎年800人を超えるなど深刻な社会問題の一つとなっています。
日本気象協会北海道支社では、冬道での転倒事故防止の啓発情報として2007年度冬期から「つるつる予報Ⓡ※2」を開始し、2021年度冬期までの15年間継続して札幌市内のみなさまへ提供してきました。
このたび、積雪寒冷地における安全・安心・快適な生活の実現に向けた地域社会への貢献が評価され、感謝状をいただきました。


(写真右)日本気象協会北海道支社
支社長 川上俊一
<日本気象協会から>
札幌市の雪みち転倒防止活動に日本気象協会北海道支社が関わり始めたのは、今から15年前の2007年になります。関係機関と共に冬道の転倒事故防止に資する啓発情報として、雪道の滑りやすさを表す「つるつる予報Ⓡ」を開発し、冬期から提供しました。この情報を多くの札幌市内のみなさんに“知ってもらい”、“みてもらい”、“利用してもらい”、そして転倒者を一人でも減らし、役に立ったと言ってもらえる情報となるよう継続して取り組んできました。また、大雪や猛吹雪などの荒天時においても毎朝欠かさず路面観察を行い、その結果を予測モデルの初期値に適用することで予測精度の向上を図りました。
このような取り組みに対し、感謝状を授与していただきましたことは大変光栄なことと感謝しております。職員一同、これを励みとし、積雪寒冷地における安全・安心・快適な生活の実現に向けて冬期情報発信に尽力してまいります。
一般財団法人 日本気象協会 北海道支社長 川上 俊一
一般財団法人 日本気象協会 北海道支社 事業サービス課 二階堂 ひさえ
※1 ウインターライフ推進協議会ウインターライフ推進協議会は、札幌市を拠点に、積雪寒冷地における冬を安全・安心・快適に過ごすとともに、冬を楽しむための環境づくりを通じて地域社会へ貢献することを目的としています。民間企業や地域団体、教育機関、行政機関など、多様な主体が参画し連携を図りながら、さまざまな活動を継続的に実施しています。http://www.winter-life.jp/about1.html
※2 つるつる予報Ⓡ「つるつる予報Ⓡ」は、当日の晩から翌日にかけての気象予測情報(気温、降雨量、降雪量、積雪の有無)と札幌市内3カ所の路面観測情報をもとに、翌朝午前7時から午前10時までの札幌市内の歩道と横断歩道の滑りやすさを予測し、「あまり滑らない」、「滑りやすい」、「非常に滑りやすい」の3段階のレベルと概況コメントを発表します。冬道での転倒事故防止を目的としてウインターライフ推進協議会が提供する冬道転倒防止啓発サイトにて利用できる情報サービスです。
以上
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