スタートアップ企業を対象とした賞金100万円のピッチコンテスト「Weather Up」、優勝企業はBiodata Bankに決定!
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、スタートアップ企業を対象としたピッチコンテスト「Weather as a Service OPEN INNOVATION PITCH “Weather Up”」を2月5日(日)に開催し、日本気象協会の高精度な気象データ(気象予測・過去実況値)を取得できる天気API“Weather Data API”(※)の一定期間無償提供ならびに優勝賞金100万円を授与する企業を決定しました。
■ピッチコンテストにて優勝された企業
Biodata Bank株式会社 様
○本社(東京オフィス) : 東京都渋谷区桜丘町29番-17-302号 https://biodatabank.co.jp/ja/
○代表取締役 : 安才 武志
○事業概要 : 独自の深部体温推定技術をもとに開発した熱中症対策ウェアラブルデバイス「熱中対策ウォッチ カナリア®︎」を使い労働者の熱中症対策を行う
■優勝企業決定の理由
気候変動により日本だけでなく海外でも暑熱環境に適応する必要があるなかで、具体的な暑熱環境対策について、気象データを活用して一緒にビジネスとして取り組むビジョンが見えたことが優勝企業決定の理由となりました。
■優勝者 Biodata Bank株式会社Co-Founder佐藤 光一郎氏のコメント

この度は大変貴重な機会をいただき感謝しております!
弊社ではこれまで人間の身体の中の「深部体温」に目を向けていましたが、人間を取り巻く気象データを活用することはできていませんでした。
今回のピッチコンテストを通して、より視野を広げて事業構想する機会を得られたことが非常に有意義だったと思います。日本気象協会の気象データや深部体温データ、その他の異業種データを活用し、社会をUPDATEしていきます。
■今後の展開予定
ピッチコンテスト「Weather Up」は、日本気象協会が推進する「ウェザーマーケティングプロジェクト」のひとつとして実施したものです。このプロジェクトは日本気象協会が展開する法人向けDX(デジタルトランスフォーメーション)に気象予測データの活用を促すことで、あらゆるロスをゼロにしていくことを目指し、社会の精度を高め、ビジネスを加速させる新たな取り組みです。
日本気象協会では今後、Biodata Bank株式会社とともに、気象データを活用して社会のロスをなくすためのビジネス検討を行っていきます。検討結果や成果は、「ウェザーマーケティングプロジェクト」の取り組みを紹介する専用サイト「Weather X」(https://weather-jwa.jp)にて公開をしていく予定です。
※Weather Data APIは販売の促進、仕入れやセールスの最適化、WEBサイトやアプリへの表示、気象データを使った各種分析や各種予測モデルなど、新たなソリューション開発に使うことのできる高精度な気象データ(気象予測・過去実況値)APIです。
URL:https://ecologi-jwa.jp/service/weather_api/
【参考資料】
THE UPDATE “気象データ”はビジネスのゲームチェンジャーとなるか?
ピッチコンテストの内容は、ソーシャル経済メディア「NewsPicks」の経済討論番組「THE UPDATE」(URL https://newspicks.com/live-movie/2520)にて3月7日(火)22:00から公開されています。
「THE UPDATE “気象データ”はビジネスのゲームチェンジャーとなるか?」ではMCを古坂大魔王氏、奥井 奈南氏が務め、論客およびピッチコンテスト審査員として千葉 功太郎氏(DRONE FUND代表パートナー/ポノ・キャピタル社外取締役)、木村 将之氏(デロイト トーマツ ベンチャーサポート COO/パートナー)、鈴木 絵里子氏(Kind Capital代表取締役)、日本気象協会からはウェザーマーケティングプロジェクトの齋藤 佳奈子と吉開 朋弘が参加しました。
前半は「“気象データ”で生まれるビジネスチャンスとは?」をテーマにそれぞれの視点から議論が行われ、後半は「Weather Up」のピッチコンテストが行われました。

Weather as a Service OPEN INNOVATION PITCH “Weather Up”
「Weather Up」では2022年11月14日(月)から日本気象協会が提供する高精度な気象デジタルデータを活用し、社会のあらゆるロスを「ゼロ」にする画期的なアイデアの公募を行いました。公募企業の中から4社が選ばれ、Weather as a Service OPEN INNOVATION PITCH “Weather Up”のピッチコンテストに参加しました。
古坂大魔王氏を含む、6名の審査員による審査の結果、深部体温の上昇を検知するウェアラブルデバイスを持ち、気象データと深部体温データで運用・管理コストの低い、暑熱下労働現場のセーフティーネットの構築を提案したBiodata Bank株式会社が優勝者となりました。


以上
PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】ピッチコンテスト「WeatherUp」優勝企業決定_