日本気象協会「紫外線準備 前線2024」を開発
~西日本から東日本の多くの地点で3月から紫外線への備えを~
Press Release
一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は、例年3月以降に紫外線量が増えはじめ、紫外線対策が必要となることを広く知ってもらうことを目的に「紫外線準備 前線2024」を開発しました。「紫外線準備 前線2024」は2024年3月4日(月)から日本気象協会が運営する天気予報専門メディア「tenki.jp(てんきじぇーぴー)」で公開します。
また「紫外線準備 前線2024」では、UVカットウエアを展開しているユニクロ、顔・からだ用の日やけ止めを展開する花王ビオレとともに、紫外線対策に役立つ情報を各社のSNSなどで発信します。
「紫外線準備 前線2024」は、紫外線の強さの国際指標である5段階の「UVインデックス※」を基準に、日本気象協会独自の気象予測情報や過去の気象データに基づく知見を加味して算出しています。UVインデックスのランクが「中程度」に達する時期を前線図の形式で表現します。UVインデックスランク「中程度」では、日中は日陰で活動することや、長袖シャツや日やけ止め、帽子の着用が推奨されます。
先月、気象庁が発表した3カ月予報によると、この先3月から5月にかけて日本列島は暖かい空気に覆われる見通しです。特に、春の終わりにかけて平年より気温が高くなる予想となっているため、例年よりも早く薄着となったり、半袖を着用するなどで肌を露出する機会が多くなりそうです。今年はいつもより早めの紫外線対策が必要となるでしょう。「紫外線準備 前線2024」を活用することで、春の紫外線への備えをしていただきたいと考えています。
※UVインデックス:紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したもの。世界保健機関(WHO)ではUVインデックスを活用した紫外線対策の実施を推奨しています。
■ 「紫外線準備 前線2024」

今シーズンの「紫外線準備 前線2024」によると、3月から広い範囲で紫外線対策の準備が必要になるでしょう。九州や四国を中心に、すでに紫外線対策の準備が必要な所もあります。
これから紫外線対策が必要になる主要都市は、広島3月6日ごろ、大阪3月7日ごろ、東京3月17日ごろ、長野3月24日ごろ、仙台3月29日ごろ、札幌4月11日ごろの予想です。
晴天時は、3月でも全国的にUVインデックスが「中程度」以上に達し紫外線への対策が必要となることがあるため、天候によっては前線の到達前から紫外線対策を開始しましょう。
日本気象協会が運営する天気予報専門メディア「tenki.jp」では「紫外線準備 前線2024」特設ページ(https://tenki.jp/suppl/tenkijp_pr/2024/03/04/32393.html)を2024年3月4日(月)から公開します。
本ページでは「紫外線準備 前線2024」のほか、昨年の行動制限緩和以降、屋外で過ごす機会の増えたライフスタイルに合わせた紫外線対策について紹介します。紫外線対策に積極的な企業からも協力をいただき、ユニクロのUVカットウエアを使用することによる「着る紫外線対策」や、花王ビオレの日やけ止めを用いた効果的な塗り方・塗り直し方のポイントなどの情報を取り上げていきます。
【紫外線準備 前線2024】
URL https://tenki.jp/suppl/tenkijp_pr/2024/03/04/32393.html
【参考】UVインデックスに応じた紫外線対策

なお、日本気象協会では今後、紫外線への注意が本格化する時期を知らせるために「紫外線厳重注意 前線2024」の発表も予定しています。
■一般財団法人 日本気象協会について
日本気象協会は、民間気象コンサルティング企業の先駆けとして1950年に誕生しました。防災・減災や洋上風力発電の分野以外でも、気象データを活用した商品需要予測や電力需要予測、気候変動対策などのコンサルティングを通じ、気象データのビジネスでの利活用を提案しつづけています。所属する気象予報士の数は350人を超え、日本最大級の規模を誇る気象の専門家集団として企業のESG投資やSDGs活動への支援も積極的に展開中です。
■天気予報専門メディア「tenki.jp(てんきじぇーぴー)」 https://tenki.jp
日本気象協会が発表する気象情報を、Webサイト/スマートフォンアプリで無料提供している天気予報専門メディアです。年間ページビュー数は約58億PV(Webページ・スマートフォンアプリ合算での推定)。生活に欠かせない天気予報に加え、専門的な気象情報、地震・津波などの防災情報も確認できます。日本気象協会に所属する気象予報士が、天気・防災に関するニュースを毎日提供する「気象予報士のポイント解説」も人気コンテンツです。
・製品名、サービス名などは一般に各社の商標または登録商標です。
・「tenki.jp」は一般財団法人 日本気象協会と株式会社 ALiNKインターネットの共同運営です。
・「tenki.jp」は、一般財団法人 日本気象協会の登録商標(登録第6129427号)です。
・「tenki.jp」ロゴマークは、一般財団法人 日本気象協会と株式会社 ALiNK インターネットの登録商標(登録第5763293号)です。
・内容は発表日現在のものです。予告なしに変更されることがあります。
PDFダウンロード:【日本気象協会報道発表】「紫外線準備 前線2024」を開発_