ニュース
日本気象協会、JOGMEC公募「2025年度東南アジア地域メタン排出管理実証設備における大気・気象調査に向けた委託調査業務」に採択
2026.01.21
プレスリリース
一般財団法人 日本気象協会 (本社 : 東京都豊島区、理事長 : 渡邊 一洋、以下「日本気象協会」)は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(以下「JOGMEC」)が公募した『2025年度「東南アジア地域メタン排出管理実証設備における大気・気象調査に向けた委託調査業務」』(以下「本事業」)に採択されましたのでお知らせします。
■背景
JOGMECは、マレーシアの国営石油会社であるPETRONASと連携し、2024年10月にASEAN初となるメタン排出管理実証設備「Southeast Asia METEC(以下「SEA METEC」)」の設立に向けた連携を発表しました。SEA METECは、LNGバリューチェーン※におけるメタン排出量の削減のために、メタン排出量を計測する機器のトレーニングを提供し、また測定機器の精度実証のために設置することを目指しております。
※LNGバリューチェーン:LNG プロジェクトにおける上流(ガス田開発・液化)から下流(受入・消費)に至る一連の流れ
温室効果ガスの一つであるメタンは、大気中での寿命は二酸化炭素より短いものの、温室効果影響が二酸化炭素の28倍以上といわれており、メタン排出量の正確な把握は、地球温暖化対策の観点で極めて重要です。石油・天然ガス関連施設からの排出量は、排出係数および活動量を用いて推定されます。排出係数は必ずしも当該施設の実態に即していない可能性も考えられるため、実測値による推定が望ましいとされています。メタン排出量はメタン濃度からアルゴリズム等を用いて算出されますが、測定された濃度は、施設配置や気象条件に伴う、移流・拡散の影響を受けるほか、対象施設以外のさまざまな発生源に由来するメタン(バックグラウンド濃度)も存在するため、時間的・空間的に変動する実測濃度から排出量を算定することは容易ではありません。このため、風向・風速などの気象条件やバックグラウンド濃度を統合的に把握・整理するために、SEA METECでは約1年間にわたる大気・気象調査が予定されています。
■本事業の概要
本事業では、SEA METECの大気・気象調査のための、調査計画の策定を行います。既存資料調査および現地調査により、SEA METEC周辺状況の概略把握を行い、現地関係機関との協議なども通じて、国内外で培った観測・解析の豊富な経験を活かした、確実性と実効性の高い調査計画の策定を目指します。日本気象協会は、本事業を通じて気候変動対策に貢献します。
■本事業の期間
2025年12月~2026年3月(予定)
■事業採択に関する詳細
URL https://www.jogmec.go.jp/news/bid/bid_10_01326.html
<ご参考>
JOGMECのPETRONASとのSEA METEC設立に向けた連携に関するプレスリリース
JOGMEC. “ASEAN地域初となるメタン排出管理実証設備設立に向け連携を開始
~LNG輸入国と生産国の技術連携によりLNGバリューチェーン全体のクリーン化を推進~”
2024年10月15日
https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00204.html
日本気象協会の大気・気象に関する観測・解析関連サービス
日本気象協会の気候変動対策支援に関するサービス
以 上
PDFダウンロード: 日本気象協会、JOGMEC公募「2025年度東南アジア地域メタン排出管理実証設備における大気・気象調査に向けた委託調査業務」に採択