ひまわり8・9号による日射量予測サービス SOLASAT 9-Nowcast
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気象衛星「ひまわり8・9号」から予測した日本付近の日射量を提供します。

「SOLASAT 9-Nowcast(ソラサットナインナウキャスト)」は、気象衛星ひまわり8・9号^*1の衛星データを用いて、日射量の短時間予測データを提供するサービスです。本サービスでは、ひまわり8・9号^*1の観測データから推定される日射量（SOLASAT 9-Now）をもとに、5分ごと、3時間半先までの日射量を0.5kmメッシュで予測します。物理モデルとAIを組み合わせた最新の予測モデル^*2を用いることで、より高精度な日射量予測が提供可能となりました。本サービスにより、細かい時間変動、空間スケールでの予測日射量を把握することができます。
^*1気象庁による衛星観測の運用切り替えに伴い、2022年12月13日14時よりひまわり8号からひまわり9号に変更となりました。これらの観測衛星の性能は実質的に同等です。
^*2 AIによる高度ごとの雲分布の把握、AIによる速度場・気圧場の推定、物理方程式による雲の移動予測を新たに取り入れた予測モデルで、2025年1月より運用を開始しました。

サービス内容

サービス内容は以下のとおりです。一部の項目に関しては、エネルギー事業者向けAPIサービス ENeAPIを介しての提供も可能です。

特徴

・5分ごと・3時間半先までの予測日射量を、任意地点・電力エリア単位で把握可能
・予測日射量は、全天日射量などの要素で提供
・オンライン提供のほか、過去データのオフライン提供も可能

用途

・分散配置された太陽光発電設備を考慮した目先数時間の電力需給計画作成
・1時間前市場での電力取引　など

関連ニュース

・日本気象協会、日射量予測サービスの改良により予測精度が最大13%向上～物理モデルとAIを組み合わせ、より高精度な日射量予測を実現～（2025/01/20 日本気象協会ニュースリリース）
https://www.jwa.or.jp/news/2025/01/25178/
・日本気象協会、高精度な日射量推定サービス「SOLASAT 9-Now」を提供開始～AIモデルの新採用により日射量推定精度が15%ほど向上～（2023/03/15 日本気象協会ニュースリリース）
https://www.jwa.or.jp/news/2023/03/19385/
・日本気象協会、名古屋工業大学ソーラーカー部を日射量推定・予測情報で支援～「Bridgestone World Solar Challenge 2019」では過去最高順位でフィニッシュ！～（2019/11/26 日本気象協会お知らせ）
https://www.jwa.or.jp/news/2019/11/8727/
・日本気象協会、名古屋工業大学ソーラーカー部を日射量推定・予測情報で支援～「ソーラーカーレース鈴鹿2018」OLYMPIAクラスで優勝！～（2018/8/10 日本気象協会お知らせ）
https://www.jwa.or.jp/news/2018/08/4358/
・気象衛星を使った日射量予測サービス「SOLASAT 8-Nowcast」を提供開始～ひまわり8号のデータで従来より高頻度に～（2017/2/28 日本気象協会お知らせ）
https://www.jwa.or.jp/news/2017/02/4438/