サービス・ソリューション

ひまわり8・9号による日射量推定サービスSOLASAT 9-Now

気象衛星「ひまわり8・9号」から推定した日本付近の日射量をオンラインで提供します。

「SOLASAT 9-Now(ソラサットナインナウ)」は、気象衛星ひまわり8・9号*1の衛星画像を用いて、任意地点の日射量推定データをオンラインでリアルタイムに提供するサービスです。本サービスでは、2.5分毎の更新かつ水平解像度0.5kmメッシュで日射量を推定します。また新たに開発した「AIモデル」*2の導入により、推定精度が従来より15%程度向上しており、これまで以上に信頼性の高い日射量情報を提供できるようになっています。また、日射量データは、リアルタイムのデータだけでなく、過去データの提供も可能です。本サービスは太陽光発電の遠隔監視、故障診断(O&M事業)、太陽光発電設備の導入検討のほか、大学や研究機関での研究にもご活用いただけます。

  • 気象庁による衛星観測の運用切り替えに伴い、2022年12月13日14時よりひまわり8号からひまわり9号に変更となりました。これらの観測衛星の性能は実質的に同等です。
  • 日本気象協会が新たに開発した、雲の反射・透過、天候分離などを考慮した気象モデルです。

SOLASAT 9-Nowによる日射量推定手法の概要

地点別の日射量推定精度(RMSE)の改善率

サービス内容

サービス内容は以下のとおりです。一部の項目に関しては、エネルギー事業者向けAPIサービス ENeAPIを介しての提供も可能です。

サービス内容

特徴

  • 2.5分ごと/0.5kmメッシュの推定日射量を、任意地点・電力エリア単位で把握可能
  • AIを活用した日本気象協会独自モデルを導入
  • 過去データのオフライン提供も可能

用途

  • 日射量・太陽光発電出力の実況監視
  • 分散配置された太陽光発電設備を活用したVPP事業などの運用支援
  • 自家消費型太陽光発電設備へのPPAモデル導入検討
  • 太陽光発電設備の遠隔監視・故障診断(O&M事業)
  • 自己託送モデルの事業性検討
  • 大学・研究機関での研究利用

FAQ

A

リアルタイムのデータ配信はインターネット回線経由で行っています。WebAPI(ENeAPI)によるデータ取得、FTP-PUTでのデータ配信が利用可能です。

A

ENeAPIでのご利用の場合、お見積り内容をご承諾いただいた後、担当者より申込書と利用規約をお送りします。申込書の返送・受理後およそ10営業日以内に、アクセス情報を発行いたします。申込書に記載した利用開始日以降、お送りしたアクセス情報をもとに本サービスをご利用いただけます。

A

地点数、傾斜面日射量への変換、太陽光発電量への変換の有無、二次利用の有無についてご連絡いただければ別途お見積りいたします。

A

ENeAPIでの過去データ取得可能期間は6日前までですが、それ以前のデータについては、別途オフラインで提供を行っております(有償)。

A

アメダス推定日射量は指定位置の最寄りアメダスを対象とした日射量推定情報で、全国約840地点でご利用いただけます。SOLASAT 9-Nowは気象衛星ひまわり8・9号の衛星画像を用いた日射量推定情報で、任意の地点でご利用いただけます。

A

申し訳ございませんが、SOLASAT 9-Nowは法人向けサービスとなっております。

 

※「SOLASAT」は気象衛星画像の解析技術を用いた日射量推定・予測サービスの総称です。
※「SOLASAT」は日本気象協会の登録商標(登録第5779712号)です。
※「ENeAPI」は日本気象協会の登録商標(登録第6574904号)です。

関連ニュース

このサービス・ソリューションに関するエキスパート