「冬期のスタック車両と物流のあり方を考える」シンポジウムにて意識調査を実施 ~トラックドライバーの情報ソースとして「ラジオ」が活躍している事実が判明~
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日本気象協会が11月に行った公開シンポジウムにて、北海道の物流事業者が風雪などの悪天候時にどのような行動を取っているか、アンケート調査を行いました。その結果、ドライバーの多くはラジオから最新の気象情報や道路情報を得て行動していることがわかりました。
また、峠でのチェーン規制に関しては回答ドライバーの賛成/反対ともほぼ同数であることが判明しました。
日本気象協会が11月に行った公開シンポジウムにて、北海道の物流事業者が風雪などの悪天候時にどのような行動を取っているか、アンケート調査を行いました。その結果、ドライバーの多くはラジオから最新の気象情報や道路情報を得て行動していることがわかりました。
また、峠でのチェーン規制に関しては回答ドライバーの賛成/反対ともほぼ同数であることが判明しました。
■「冬期スタック関連アンケート調査」
調査期間:2018年10月1日~10月12日
調査方法:国土交通省北海道開発局と日本気象協会が作成した設問を、
公益社団法人北海道トラック協会の協力を得て主要会社へ郵送し回答を依頼
発送企業数:44社
回収企業数:36社(回答率82%)(各社の運行管理者1名に回答を依頼)
回答ドライバー数:187人(1社あたりドライバー5名以上にて回答を依頼)
<主な回答から>
Q:悪天候時のルート変更を誰が、どの情報を見て、どう判断するのか?
Q:「峠越え」のチェーンの扱いは?
Q:「峠」でのチェーン規制に関して
■ 公開シンポジウムの様子
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公開シンポジウムでは全国の「スタック事例」(雪などの影響で道路上から動けなくなる状況の事例)について、気象状況やスタックの原因、スタック解消のための対応の報告を行なわれました。その後、「冬期スタック関連アンケート調査」の結果報告と、「冬期のスタック車両と物流のあり方」を考えるパネルディスカッションを行いました。日本気象協会は北海道支社主催の公開シンポジウム「冬期のスタック車両と物流のあり方を考える」を11月16日(金)に開催し、222人の方に参加いただきました。北海道支社主催の公開シンポジウムは今回3回目となります。
札幌に支社を構える日本気象協会は、気象情報の提供と気象観測を通じ、吹雪災害から道内の物流輸送をいかに守るか、ひいては道民のみなさんの生活をどのように支えていくのかについて、気象会社ならではの知恵を出すことで貢献したいと考えています。今回のアンケート結果にある「ラジオ」や「テレビ」「Webサイト」などでの的確な気象情報の提供を今後も心がけていきます。
◎ご参考
<シンポジウム概要>
1. 名 称:「冬期のスタック車両と物流のあり方を考える」
2. 日 時:2018年11月17日(金)13:30-16:30
3. 場 所:京王プラザホテル札幌 鳳(札幌市中央区北5条西7丁目2-1)
4. 主 催:一般財団法人 日本気象協会北海道支社
■当日のプログラム
話題提供
「暴風雪時の道路管理とスタック車両発生時の対応」
北海道開発局 建設部 道路維持課 道路防災対策官 林 憲裕 氏
冬期スタック関連アンケート調査 結果報告
パネルディスカッション
「冬期のスタック車両と物流のあり方を考える」
<コーディネーター>
北海道大学大学院 工学研究院 教授 萩原 亨 氏
<パネリスト>
北海道開発局建設部道路維持課 道路防災対策官 林 憲裕氏
東日本高速道路株式会社 北海道支社 道路事業部事業統括課長 加藤 謹也氏
公益社団法人北海道トラック協会 理事・総務委員長 野村 佳史氏
ヤマト運輸株式会社 道北主管支店 安全推進課長 引地 俊勝氏
北海道物流開発株式会社 代表取締役会長 斉藤 博之氏
一般財団法人 日本気象協会 北海道支社 事業サービス課 事業サービスGL 川村 文芳
PDFダウンロード:【日本気象協会からのお知らせ】公開シンポジウムにて意識調査を実施_